坂東玉三郎 熊本城であでやかに藤の舞

[ 2008年4月30日 20:34 ]

 修復された熊本城(熊本市)の本丸御殿落成を記念して、歌舞伎俳優の坂東玉三郎が30日、ライトアップされた熊本城を背に長唄「藤娘」のあでやかな舞を披露した。

 熊本城二の丸広場に設置された野外ステージには、崇城大(同市)の学生らが藤の絵を描いた背景画を設置。「藤の精」に扮した玉三郎の華やかな姿に、観客からため息が漏れた。ほかに長唄「君が代松竹梅」に合わせた踊りも披露した。

 同市などが昨年来、主催する築城四百年記念イベントの一環。公演に先立ち熊本城を見学した玉三郎は「客席から(舞台の)後ろに熊本城が見えて、とてもいい。こういうもの(熊本城)が復活するのは大変意味があると思う」と話していた。

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2008年4月30日のニュース