老舗劇場が将来のスター候補募集

[ 2008年2月16日 08:23 ]

夢に向かって熱心な稽古をする明治座アカデミーのレッスン生

 老舗劇場、明治座(東京・日本橋浜町)から生まれた俳優養成所「明治座アカデミー」が、10回目のオーディションを開催する。

 青年部(15~39歳)とミドルシニア部(40~70歳)の2コースがあり、演技を基礎から学べるのが特徴。映像演技や、明治座ならではの時代劇もカリキュラムに含まれているため、自分の方向性を探りながら力をつけていくことができる。指導は全て現役プロ講師が担当。未経験者でも取り組みやすいよう、基礎レッスンでは演技を「楽しむ」ことを主眼に置く。
 年齢の離れたレッスン生が、互いの歩んできた人生を尊重しつつ、時にはあだ名で呼び合うなど、世代を超えての絆は卒業後も固く、自分たちで劇団を旗揚げするケースも。体調を崩し入院したレッスン生が、退院すると自宅に帰るよりも先に稽古場にかけつけた、など、「表現する」という新しい生き甲斐を見つけた、同じ夢を持つ者のレッスンは活気に満ちあふれている。
 1年半のレッスンの総仕上げとなる卒業公演は、演出から大道具まで明治座も手がけるプロのスタッフがバックアップ。プロの舞台創りを肌で学ぶことができる。
また、劇場ならではの「観劇研修」システムもあり、意識して舞台を観て「演じる側」の視点を養う。併設のプロダクション部門には在校中から登録でき、明治座をはじめ舞台やCMなどに出演している者もおり、卒業後も登録者は引き続き技術を磨くことができる。
 オーディションは1次(書類)審査通過の後、2次(実技・面接)審査が行われる。オーディション応募は3月2日締め切り(当日消印有効)。

続きを表示

2008年2月16日のニュース