「ピアノの貴公子」がファンサービス

ファンの１問１問に丁寧に答えるユンディ・リ

　日本でツアー中のクラシックピアニストのユンディ・リ（２５）が１２日、東京都内のホテルでファンクラブの集いを行った。

　「また皆さんとお会いできてうれしい」と、日本のファンへ熱いメッセージ。今後の抱負は「違うタイプの音楽にも挑戦したい」と意欲を見せた。敬愛する世界的指揮者の小沢征爾氏とベートーベンのピアノ協奏曲全５曲の録音が夢であることを明かすと、会場から大きな拍手が起こった。
　「ピアノの貴公子」と呼ばれるだけあって、会場のほとんどが女性ファン。トークの後、「もう１曲」と、ムソルグスキーの組曲「展覧会の絵」も披露。終曲「キエフの大門」まで約３０分の大曲は予定になかった大サービスぶりだった。