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谷山佳菜子VS晝田瑞希、WBO女子世界スーパーフライ級王座決定戦12・1開催

[ 2022年11月2日 16:32 ]

12月1日に東京・後楽園ホールでWBO女子世界スーパーフライ級王座決定戦に臨むことになった谷山佳菜子(左)と晝田瑞希
Photo By スポニチ

 プロボクシング日本女子バンタム級王者・谷山佳菜子(35=ワタナベ)と同フライ級王者・晝田(ひるた)瑞希(26=三迫)が2日、東京都内で会見し、12月1日に東京・後楽園ホールでWBO女子世界スーパーフライ級王座決定戦10回戦で対戦することを発表した。小澤瑶生(フュチュール)が返上し、空位となっている王座を争う。

 谷山は極真空手の世界選手権で2連覇を果たし、キックボクシングを経て18年12月にプロボクシングデビューした“戦うナース”。21年6月に日本女子バンタム級王座を獲得し、1度防衛。今回は階級を下げて世界初挑戦する。「ボクシングに転向した時からの目標だった世界戦を決めていただき、うれしかったし、感謝の気持ちでいっぱい。強い晝田選手に勝って私が世界のベルトを巻きます」と力強く宣言した。

 対する晝田はアマチュアでキャリアを積み、日本選手権優勝、世界選手権出場などの実績を残した。19年12月に東京五輪ンピックアジア・オセアニア予選出場権を懸けた「ボックスオフ」では入江聖奈と対戦したが、惜敗。東京五輪出場の夢が絶たれ、21年3月に自衛隊を除隊してプロ転。9月にプロ3戦目で日本女子フライ級王座を獲得した。今回は谷山とは逆に階級を上げ、ジムの先輩の吉田実代(34)がかつて保持していたベルト獲得を狙う。ピンク色の髪がトレードマークで、ピンクのジャケットで登場した晝田はにもの紙「アマチュア時代にたくさん負けて、いっぱい悔しい思いをしたのでプロでは最後まで負けない。(WBO女子の)ピンクのベルトは私のためのベルトだと思っているので必ず獲りたい」意気込んだ。

 試合をポイントを問われた谷山が「強い晝田さんが負けるところ」と答えると、晝田は「でも私、負けないから。私の方がすべてにおいて上回っているので私がコントロールする」と言い返し、笑いを誘った。プロ4戦目の晝田が王座獲得なら国内最速タイとなる。

 なお、両者ともに日本女子王座を返上した。

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2022年11月2日のニュース