【ボクシング】アマ10冠・今永虎雅が初回TKO勝ち アジア最強ライト級トーナメント初戦
【プロボクシングライト級8回戦 今永虎雅<1回2分35秒TKO>マ・シャン 2024年4月25日 東京・後楽園ホール】
アマ10冠で日本ライト級6位の今永虎雅(24=大橋)が「アジア最強ライト級トーナメント」で初回TKO勝ちし初戦を突破した。
立ち上がりから威力のあるジャブを突き刺しながらワンツーで相手をぐらつかせ、左でダウンを演出。再開後はコーナーで連打を浴びせて試合を終わらせた。昨年7月にアゴを骨折して以来、約9カ月ぶりの復帰戦で「復帰戦で勝つためにやってきた。前回から進化した姿を見せられた」と笑みを広げた。
昨年7月、井上尚弥―フルトン戦の前座でWBOアジア・パシフィック同級3位ヘビ・マラプ(インドネシア)と対戦。2―1で判定勝ちしたもの、試合中にアゴを骨折するなど「自分を信じ切れなかった」と不完全燃焼に終わった。
以降は「強くなれるなら」と同門で5月6日に世界初挑戦する武居由樹(27=大橋)が、K―1時代に所属していた「パワー・オブ・ドリーム」ジムに出稽古しパワーを強化。パンチの打ち方から見直し新スタイルを手に入れ、「(井上)尚弥さんのような一方的な展開の試合にしたかった。自分のやりたいボクシングができたが、もっとできる」と涼しい顔を見せた。
優勝賞金は500万円でこの日はKO賞20万円を獲得。「今日よりさらに進化した姿を見せて、圧倒して優勝するので注目してください」と“アジア最強”証明へ決意をにじませた。
同じく「アジア最強…」初戦に臨んだ日本同級14位齊藤陽二(角海老宝石)が同級1位の齋藤眞之助(石川ジム立川)に2回2分55秒KO勝利。
ダウンを奪われながらも2度のダウンを奪い返す完勝に「ダウンはスリップだったので笑ってしまった。トーナメントに出るからには、全部KOで勝って優勝したい」と鼻息を荒くした。
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