拳四朗　次は3団体王座統一へ！WBO王者・ゴンサレスに「ぜひ次やりましょう」

WBC＆WBA世界ライトフライ級王座統一戦   ○WBC王者　寺地拳四朗《7回2分36秒TKO》　WBAスーパー王者　京口紘人● （ 2022年11月1日    さいたまスーパーアリーナ ）

7回TKOで京口に勝利した寺地は2本のベルトを肩にかけ笑顔（撮影・島崎忠彦）
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　WBC世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗（30＝BMB）が12年の井岡一翔―八重樫東戦以来10年ぶり2度目となった日本人同士の2団体王座統一戦を制した。WBA同級スーパー王者・京口紘人（28＝ワタナベ）から2度ダウンを奪い、7回2分36秒TKO勝ち。3月に返り咲いたWBC王座の初防衛に成功するとともに、学生時代からしのぎを削ったライバルにプロ初黒星をつけて階級最強を証明し、WBO王者ジョナサン・ゴンサレス（31＝プエルトリコ）との3団体統一戦へ意欲を示した。

　拳四朗は試合後のリング上で「ゴンサレス選手、ぜひ次やりましょう」と3団体王座統一を呼びかけた。岩田の挑戦を退けた試合を少し見たそうで「やりにくそうではあるけど怖さはない。いかにつかまえるか。自信？もちろんあります。つかまえられるんじゃないか」と言い切った。

　ゴンサレスは前日計量で拳四朗に「統一戦をやろう」と自ら声をかけていた。トゥト・サバラ・プロモーターは「WBOから指名試合を命じられるかもしれないが、個人的には統一戦を戦いたい」と話した。興行をプロモートした帝拳ジムの本田明彦会長は、世界的に軽量級が注目を集めていると指摘。統一戦が好勝負になったことで海外からオファーが届く可能性もありそうだ。