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小比類巻貴之氏 「必ず何かをすることは決まっている」と休養発表した武尊について語る

[ 2022年6月28日 20:10 ]

現役時代の小比類巻貴之氏(2007年撮影)
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 「ミスターストイック」と呼ばれて人気を博した元K―1ファイターの小比類巻貴之氏(44)が28日に自身のYouTubeチャンネルを更新。27日の記者会見で無期限の休養とK-1スーパーフェザー級王座返上を発表した武尊(30=SAGAMI-ONO KREST)について語った。

 19日に開催された格闘技イベント「THE MATCH 2022」のメインでRISE世界フェザー級王者・那須川天心(TARGET/Cygames)に敗れて涙を流した武尊。27日の緊急記者会見で無期限の休養と王座返上を発表。右拳に加えて腰と膝に故障を抱え、さらに心療内科でパニック障害、うつ病と診断されたことも公表した。

 小比類巻氏は武尊のいろんな部分が会見で出ていたという。「パニック障害とか心の部分でいろんなことがあったという話を聞いて、その中でも天心をよく戦ったと思う。それまでもいろんな選手を倒してきてよくここまで作ってきたと思います。彼のメンタルは凄いなと思いました」と武尊のメンタルを称えた。パニック障害、うつ病を公表したことについても「頑張りすぎてるかなと思います。周りの環境とそりが合わなかったりする部分もあると思います。武尊は努力家ですし、真面目ですし、一生懸命です。それがつじつまが合わなくなっていろんな悩みがあってこういう病気が起こったかもしれないですよね」と語った。

 そして天心との“世紀の一戦”についても「武尊の方がいろんな悩みを抱えていたように思えました。周りから“天心と戦え”や“逃げてるのか”とか言われてることもあったと思います。焦りもあったと思います」と小比類巻氏自身が思っていたことを明かした。

 会見で武尊は今後について海外で休養すると報告していた。小比類巻氏はMMA挑戦やアクション俳優になりたいという武尊の話を周りからは聞くようだ。「もしかするとK―1という団体からは離れて、キックボクシングからも離れるかもしれないです。彼の口から“目標がないと…”という言葉があったので必ず何かをすることは決まっていると思います。そのためのリフレッシュだと思います。1年とは言わず半年後の武尊が楽しみですよね」と未来の武尊に期待した。

 「また新しい武尊を見れるんじゃないかなと思って楽しみにしています。武尊はメンタルモンスターですよ。あんなメンタルの男いないですよ。今は“戦いたくてしょうがない”と思えるぐらいに思う存分に休んで、また格闘技業界に何かしらを持ってきてくれればと思います」とメッセージを送った。

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