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尚弥「スーパーバンタム級がベスト」 年内4団体統一で1階級上に!将来のビッグマッチ実現にも意欲

[ 2022年6月28日 04:40 ]

日本外国特派員協会で会見した井上尚弥
Photo By スポニチ

 ボクシングのWBA&WBC&IBF統一世界バンタム級王者・井上尚弥(29=大橋)が27日、東京・丸の内の日本外国特派員協会で会見を開いた。日本人初の3団体王座統一と米リング誌のパウンド・フォー・パウンド(PFP、全階級を通じての最強ランキング)1位選出を受けて招待されたもの。年内に4団体王座統一に成功すれば、次々戦でスーパーバンタム級王座に挑戦したい意向を示した。

 国内外の著名人を招く特派員協会の会見で井上は約1時間、質疑に応じた。軽量級では異例のPFP1位を「お客さんを満足させたいと戦い、その倒すボクシングが評価されたのでは」と自ら分析。「1位にふさわしい試合をしていかないと」と4団体王座統一&スーパーバンタム級挑戦を改めて明言した。

 従来はバンタム級が適正階級としていたが、「プロ23戦でベストバウト」というノニト・ドネア(フィリピン)戦の2回TKO勝ちでさらに自信を深めた様子で「今の状態ならスーパーバンタム級が自分の中でベストの階級になるのではと思っている」とし、1階級上が理想との考えを明かした。スーパーバンタム級はWBA&IBF王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)、WBC&WBO王者スティーブン・フルトン(米国)と統一王者が2人おり、対戦希望を聞かれると「4団体王者同士が戦うのが理想」と両者による統一戦の勝者との対戦構想を口にした。

 ビッグマッチ実現にはWBO王者ポール・バトラー(英国)を破ってのバンタム級4団体統一が前提となる。対戦は「交渉中で、流れ的には良いと聞いている」と明かし、「実現するなら日本でも米国でも英国でも、どこでもいい」と言い切った。

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2022年6月28日のニュース