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拓真 3―0判定完勝、ほぼフルマーク 尚弥と兄弟同時世界王者へ「一発で獲る」

[ 2022年6月8日 05:30 ]

WBOアジア・パシフィック&日本スーパーバンタム級王座統一戦12回戦   ○WBO・AP王者・井上拓真 判定 日本王者・古橋岳也● ( 2022年6月7日    さいたまスーパーアリーナ )

7回、井上拓(左)のパンチがヒットする(撮影・長久保 豊) 
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 井上拓真(26=大橋)はタフな日本王者・古橋をスピード、技術で圧倒。ジャッジ3者の採点はほぼフルマークという完勝だった。

 「ガッツあふれるスタイルにのみ込まれて、課題の残る試合」

 反省の言葉は世界の頂点を狙うからこそ。序盤から古橋のプレスにも冷静に対応。密着されると左右のアッパーを有効に使った。

 19年11月7日。兄・尚弥がドネアに判定勝ちした日、拓真は正規王者ウバーリ(フランス)との統一戦に敗れ、暫定王座を失った。プロ初黒星。再起後は2階級で計3本のベルトを獲得しバンタム級ではWBC、IBFの4位。「世界戦が決まったら一発で獲る」。兄弟同時世界王者の野望は消えていない。

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2022年6月8日のニュース