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WBC王者の拳四朗「勝ってくれないと統一戦できない」団体内統一戦に臨むWBAスーパー王者・京口を応援

[ 2022年6月8日 18:29 ]

後援会主催の祝勝会に臨んだ寺地拳四朗
Photo By スポニチ

 プロボクシングWBC世界ライトフライ級王者の寺地拳四朗(30=BMB)が8日、京都市内のホテルで関係者210人を集めた祝勝会に出席し、今年3月の王座返り咲きの喜びを改めて、かみしめた。

 21年9月のV9失敗により連続防衛記録が途切れ、目標をライトフライ級の他団体王者との統一戦、またはフライ級に進出しての2階級制覇に切り替えた。拳四朗の父でもあるBMBジムの寺地永会長は「本人(拳四朗)が望む統一戦しか今は進めていない」と現在の方針を説明する。筆頭候補は日本人対決となるWBAスーパー王者の京口紘人(28=ワタナベ)で、京口陣営と既に交渉していることも明かし「秋か年末ぐらいに、できれば」と話した。

 京口はメキシコ・グアダラハラで10日(日本時間11日)に正規王者エステバン・ベルムデス(26=メキシコ)と団体内の王座統一戦に臨む。拳四朗は「勝ってくれないと統一戦できないので。ぜひ勝ってほしい」と全力応援の構えだ。

 前日7日はさいたまスーパーアリーナでバンタム級の世界3団体王座統一戦を生観戦した。井上尚弥(29=大橋)の快勝劇を目に焼き付け「刺激を受けますね。(試合内容は)エグいの一言。僕もああいう大観衆の前で試合をやりたい。うらやましい」。次戦が望み通りに統一戦となるかは展開次第ながら、既にスパーリングを再開。「しばりがないスパーリングは、自由でボクシングを楽しめる」と前向きにレベルアップに取り組んでいる様子だった。

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2022年6月8日のニュース