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拳四朗が現役続行を表明「また頑張って世界王者に。第2のストーリー見てもらえたら」

[ 2021年11月24日 13:04 ]

現役続行を表明した前WBC世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗
Photo By スポニチ

 プロボクシング前WBC世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗(29=BMB)が24日、東京都内で会見し、現役続行を表明した。また、今後はマネジメントとメディア対応は東京の拠点する三迫ジムが担当することも発表された。

 寺地は9月22日に地元・京都で行われた9度目の防衛戦で矢吹正道(29=緑)に10回TKOで敗れ、王座から陥落。「最初は何も考えられない状態で、ショックが大きかったけど、プレッシャーから解放されて、長い間リフレッシュさせてもらって今後また頑張ろうという気持ちになった。頑張って、また世界チャンピオンになろうと思っています」と語った。

 寺地は奈良朱雀高から関西大を経て14年8月に父・永氏が会長を務めるBMBジムから久プロデビュー。15年12月に日本ライトフライ級王座、16年8月には東洋太平洋同級王座を獲得した。17年5月にWBC世界同級王座を獲得すると、防衛を重ね、矢吹戦は9度目の防衛戦だったが、8月25日に新型コロナウイルス感染が判明。当初9月10日に予定されていた試合は同22日に延期された。

 矢吹との試合では9回に右目上を負傷。直前にバッティングがあったが、レフェリーにヒッティング(矢吹の有効なパンチ)による負傷と判断されたため、被弾覚悟の打ち合いに出て矢吹をダウン寸前まで追い詰めたが、10回に失速し、TKO負けを喫した。
 寺地は「矢吹選手は強かったと思います。あの時は僕に運がなかった。そういう日だったと思っている」と敗戦を受け止め、「今はリベンジしたい気持ちが強い。ファンには僕の第2のストーリーを見てもらえたら」と矢吹に雪辱しての王座返り咲きを誓った。

 両陣営は来春にも再戦することで合意しているが、具体的な時期や会場は未定という。

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