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浜田剛史氏バッサリ 井岡は「ドロー防衛」、今までで最も厳しい内容

[ 2021年9月2日 05:30 ]

WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦   ●同級2位フランシスコ・ロドリゲス 判定0―3 王者・井岡一翔○ ( 2021年9月1日    大田区総合体育館 )

ロドリゲス(左)に判定で勝利し3度目の防衛果たした井岡
Photo By 代表撮影

 【浜田 剛史の目】井岡の試合の中でも最も厳しい内容で、私の採点ではドロー防衛だった。前半は手数の多いロドリゲスのペースで、6回から井岡の流れになりかけたが、試合をコントロールできないまま、終盤はまたロドリゲスを勢いづかせてしまった。

 スーパーフライ級に上がってからの井岡は相手の攻撃をかわすよりも、ブロックの上を打たせる闘い方をしている。いわゆる「のぞき見スタイル」から相手の打ち終わりの隙を突いて打ち返す、あるいはバランスを崩した相手に当てるカウンターが効果的だったが、手数の多いロドリゲスには打ち返すタイミングをつかめていなかった。また、打ち終わりに返されたパンチがクリーンヒットになることも多かった。ブロックするだけでなく、空振りさせる闘い方に切り替えてもよかったのではないか。

 井岡は常に研究される立場にあり、研究してきた相手に対し、試合中やラウンド中に臨機応変に対応しなくてはならない。ロドリゲスよりも強い他団体王者たちの中で勝ち抜くためにも、さらに対応力を磨く必要がある。(元WBC世界スーパーライト級王者)

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