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井岡に聞く ペースつかめず「難しい試合」白で統一「今日のイメージが白だった」

[ 2021年9月2日 05:30 ]

WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦   ○王者・井岡一翔 判定3―0 同級2位フランシスコ・ロドリゲス● ( 2021年9月1日    大田区総合体育館 )

12R、ロドリゲス(右)と打ち合う井岡
Photo By 代表撮影

 【井岡に聞く】

 ――判定を聞いたときは?
 「勝っていると思ったが、なかなか自分のペースがつかめない、取り切れない展開で難しい試合だった。要所要所でポイントを気にしながら戦わないといけなかった」

 ――序盤は押される場面もあったが?
 「相手は1Rから来ると思っていたが、メキシコ人特有のリズムややりづらさがあって、入ってくるタイミングがつかみきれなかった。準備している選択肢があったが、はめ込むことが難しかった」

 ――ジャッジは全て4ポイント差で勝っていたが?
 「勝つという気持ちもそうだが、技術、距離間、ラウンドの見せ場など試合をコントロールして、相手は手数が多いけど、自分がクリーンヒットしてポイントを取れたところだと思う」

 ――プレッシャーはあったか?
 「ボクシング人生でいろいろ流れがあって、こういう試合で負けてしまうタイミングだった。だからこそ、気を引き締めた。嫌な流れに引きずられずにできたのは良かった」

 ――長男・磨永翔(まなと)くんが8月に誕生日を迎えた?
 「誕生日だからというより、父親として負けられない、物心つくまで勝ち続けたいという気持ちは常にあるので、嫌な流れを払しょくする大きな力ではあった」

 ――トランクス、グローブと白で統一したのは?
 「(ドーピング騒動が)潔白という意味ではない。記者の人がつついて来ると思ったけど、今日のリングに上がるイメージが白だった」

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