×

V3達成の井岡一翔、改めてIBF王者との統一戦を希望 4団体統一にも意欲「どこかのタイミングで…」

[ 2021年9月2日 12:18 ]

サングラス姿で一夜明け会見に臨んだWBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔

 プロボクシングのWBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(32=志成)は、国内での世界戦としては初めて無観客で開催された同級2位の指名挑戦者フランシスコ・ロドリゲス(29=メキシコ)との激闘から一夜明けた2日、オンラインで会見し、3度目の防衛に成功した心境などを改めて語った。

 前日、東京・大田区総合体育館で行われた一戦は3―0の判定勝ち。苦しみながらもベルトを守った井岡は「まずは試合ができて、無事に終えて勝つことができたので、今回はそれに尽きると思います」と安堵(あんど)。まだ試合映像は見ていないものの、「内容については全然、満足していない。歯がゆいというか、悔しい思いがある。思い通りにできず、そこに関しては、もっとやりようがあったかなという感じ」と振り返った。

 今後については「ボクシング中心の生活だったので、家族との時間を作り、ゆっくり過ごしたい」としたが、次戦についてのビジョンは明確に持っている。前日の試合後にも名前を挙げたIBF王者ジェルウィン・アンカハス(29=フィリピン)との統一戦を改めて希望。「もちろん理想は大みそかに日本できるのが理想だけど、統一戦ができるなら僕はどこでもいい」と時期や会場にはこだわらない姿勢を示した。

 さらに“階級最強”を証明する構想として「アンカハスと統一戦をしてベルトを2つ獲ってロマゴンとエストラーダの勝者とベルト4本懸けてやりたいというのが僕のざっくりとした思い」と明かし、「それ(アンカハスとの統一戦を)クリアしたら、どこかのタイミングでアメリカでやれたら」と、4団体統一戦に意欲を示した。

続きを表示

この記事のフォト

2021年9月2日のニュース