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【RIZIN.18】浅倉カンナ、恋人・那須川の声援背に判定勝ち「パッとしない試合でしたけど…」

[ 2019年8月18日 17:35 ]

RIZIN.18   ○浅倉―●ザペテラ ( 2019年8月18日    ドルフィンズアリーナ )

浅倉カンナは打撃でザペテラを攻める (C)RIZIN FF
Photo By 提供写真

 “ニュー・カンナ”が判定で再出発の白星をもぎ取った。第8試合の女子49キロ級で、浅倉カンナ(21=パラエストラ松戸)が2―1の判定でアリーシャ・ザペテラ(24=米国)を下し、RIZINでの連敗を2で止めた。

 背水の状況が、カンナのファイトを確実に変えた。1Rから打撃でプレッシャーをかけ、ザペテラを追い込んでいく。苦手なパワー系の相手でも、常に手数で上回り、主導権を握らせない。交際する那須川天心がリングサイドから声援を送る中、最終3Rの2分過ぎにアマレスリングで東京五輪出場も狙う実力者をコーナーに追いつめラッシュ。2―1の判定以上に、内容では押していた。

 「正直、パッとしない試合でしたけど、勝ってマイクを持つのは久しぶり。素直にうれしい」

 声のトーンには、安堵感があった。昨年大みそかに初代RIZIN女子スーパーアトム級王座を懸けた浜崎朱加戦で敗北。リスタートを期したRIZIN.16では、山本美憂に判定で屈した。「負けてばかりで試合をするのが怖くなった」。思わず吐露した2日前の会見。だから、もう一度を奮い立たせて、目標を口にした。

 「(自分の)怖い部分を出せればいい」

 進化した打撃の攻防で見せたのは、新しい浅倉カンナ像。ファイターとしての本能を思い出し、再びRIZINの中心軸に返り咲く。

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2019年8月18日のニュース