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【RIZIN.18】最後は炎の連打!征矢貴 公約通りのTKO圧勝

[ 2019年8月18日 16:11 ]

RIZIN.18   ○征矢―村元● ( 2019年8月18日    ドルフィンズアリーナ )

村元にパンチを見舞う征矢(C)RIZIN FF
Photo By 提供写真

 公約通りの圧勝だ。第4試合の男子59・0キロ契約で、征矢貴(24=パラエストラ松戸)が村元友太郎(24=ALIVE)に2回1分28秒、TKO勝利。2年ぶりの復帰戦となったRIZIN.16(6月、神戸)から2連勝とした。

 狙った獲物は逃さない。1R、相手のスピードに手を焼いた征矢は、2Rに入って、自分の距離を取り戻した。チャンスが訪れたのは1分過ぎ。左右のフックで村元をぐらつかせ、コーナーに追いつめて炎の連打を繰り出す。慌ててレフリーが止めに入り、会心のTKO。「僕がKOで勝つと思っています」。2日前の会見での公約を灼熱のリングで実行した。

 「日本中の選手の憧れ、RIZINで戦えてうれしい。格闘技だけはやめられませんね」

 試合後のリング上で絶叫した言葉に実感がこもった。炎症性腸疾患の一つであるクローン病を患った影響などで2年以上も戦線離脱。その間に、夫人を白血病で亡くす不幸にも見舞われた。数々の困難に見舞われても、失わなかった再起への思い。全力で自分のファイトを見せられる喜びが何よりも大きい。

 「きょうは危なっかしい試合だったけど、これからも応援よろしくお願いします」

 力強い歩みで、完全復活の階段を上っていく。

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2019年8月18日のニュース