村田“雪辱の刻”日本人4人目の再戦返り咲きへ「こんなに自信があるのは初めて」

[ 2019年7月12日 05:30 ]

WBA世界ミドル級タイトルマッチ   王者ロブ・ブラント≪12回戦≫同級4位・村田諒太 ( 2019年7月12日    エディオンアリーナ大阪 )

<ボクシング世界戦前日計量>前日計量をパスし、フォトセッションを行う村田(左)とブラント(撮影・北條 貴史)
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 ダブル世界戦の前日計量が行われ、出場4選手全員が一発でクリアした。WBA世界ミドル級タイトルマッチで王者ロブ・ブラント(28=米国)と再戦する前王者で同級4位の村田諒太(33=帝拳)は万全の仕上がりを強調し、「絶対に勝つ」と宣言。過去に日本人が14度挑戦して4度しか成功していない再戦での世界王座返り咲きを目指す。

 村田は静かに、だが、力強く、ボクシング人生を左右するであろう大一番に向けて意気込みを口にした。

 「プロに入ってこれだけ自信があるのは初めて。いい感じに仕上がってると思います。全部含めて絶対に勝たなくちゃいけない試合。絶対に勝ちます」

 計量は200グラムの余裕を持って一発パス。練習でのパフォーマンス低下を防ぐため、減量では「落としすぎないこと」を心掛けた。しっかり食事もしながら計画的にゆっくり落とし、リミットを切ったのは前日の練習後。仕上がりの良さが自信にもつながっている。

 写真撮影では厳しい表情で約20秒間。ブラントとにらみ合ったが、「フェースオフってそういうもんでしょ」とサラリ。前回ラスベガスでの対戦前は「相手に対してイラついていた」と明かし、「今回は落ち着いていますね。自信があるからカッコつけることもないし、虚勢を張る必要もない」と自身の心境を説明した。

 もちろんリマッチの難しさは理解している。過去に世界王者から陥落した日本人が再戦で王座返り咲きを果たしたのは輪島功一が2度、そして辰吉丈一郎と徳山昌守の計4度だけ。成功率28・6%の難関だ。村田自身は“疑惑の判定”で一度敗れたエンダム(フランス)との再戦で「あれを経験したら怖いもんはない」というほど精神的に追い詰められた苦い思い出もある。ただ、アマチュア時代も含め、敗戦から学び、自分を進化させて再戦の方が良い結果を残してきた印象があるのも確かだ。

 日本中から注目される一戦。村田は重圧さえも自分の力に変えようとしている。「国内でやるプレッシャーは僕には必要なこと。今回はそう感じています」。ラスベガスでの敗戦から9カ月。蓄えてきた力を、胸に秘めた思いの全てを12日のリング上で爆発させる。

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