村田 “難関”突破の王座返り咲き 愛息へ「明日らからパパ」

[ 2019年7月12日 21:50 ]

<ロブ・ブランとVS村田諒太>王座奪回を果たした村田(撮影・大森 寛明)
Photo By スポニチ

 ボクシングのダブル世界戦が12日、エディオンアリーナ大阪で行われ、WBA世界ミドル級タイトルマッチでは前王者で同級4位の村田諒太(33=帝拳)が王者ロブ・ブラント(28=米国)に2回TKO勝ち。米ラスベガスでの王座陥落から266日目の再戦でリベンジを果たし、失ったベルトを取り戻した。

 開始直後から積極的に攻めての2回TKO勝ち。村田は「練習通りできた。チーム帝拳最高!」と、再選を支えたスタッフにまずは感謝した。飛ばしすぎとの声もある中「バテて、3ラウンドから崩れるのを見たかった?」とインタビューでおどけるほど上機嫌の再戦勝利だった。

 リング上でのインタビューの最後に、長男へ向かって「これからは野球でも水泳でも、いくらでもいいからな。明日からパパです」。大好きなお父さんとの時間を我慢してきた愛息と思う存分楽しい時間を過ごせることに、心底うれしそうな笑顔を見せた。

 昨年10月、米ラスベガスでの初戦は8~10点差をつけられて0―3の完敗。気持ちは「98%ぐらい」引退に傾いた。だが、「あのボクシングが集大成でいいのか?」と自分に問い掛けた時、答えはNOだった。

 米ラスベガスから故郷・奈良に近い大阪に舞台を移しての再戦。「これが最後の試合になるのか、村田をもっと見たいと言われるのかジャッジされる試合」と覚悟を持って臨んだ大一番。世界王座から陥落した日本人の再戦での王座返り咲きは過去に14回トライして4回しか成功していない“難関”だったが、見事に突破してみせた。

続きを表示

この記事のフォト

「ボクシング」特集記事

「WBSSバンタム級トーナメント準決勝 井上尚弥VSエマヌエル・ロドリゲス」特集記事

2019年7月12日のニュース