TDK・小島康明が6回3失点で白星 投手兼任コーチの33歳が強豪相手に粘りの投球 JABA東北大会

[ 2026年5月9日 18:25 ]

JABA東北大会予選リーグ   TDK6―3ヤマハ ( 2026年5月9日    石巻市民 )

先発して6回3失点に封じて勝利したTDK・小島(提供写真)
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 TDKが予選リーグの初戦を制した。先発した小島康明投手兼任コーチ(33)が6回を4安打3失点。昨年の日本選手権で優勝したヤマハの強力打線を相手に、12年目のベテランらしく粘りの投球を見せた。

 「JABA大会、都市対抗予選と初戦を取ることはすごく大事な意味がある。まずは自分がしっかり抑えて、リズムをつくっていくことを心がけました。ヤマハさんには昨年2回とも負けましたが、気持ちで負けないつもりでした。日本選手権で優勝したチームに勝てたことは大きいと思います」

 テンポ良い投球で流れを引き寄せた中、アクセントになったのはカーブだった。元来は直球とチェンジアップが主体の投球だが、この日はカーブを多投。6―2の5回先頭では、社会人屈指の好打者である矢幡勇人に粘られたが8球目のカーブで空振り三振を奪った。「去年はあまり精度が良くなったですが、今年は安定感が出てきました」。従来の握りから、親指をミリ単位でずらしたことが奏功。ボールを引っかける機会が減り、どのカウントでも使える球種となった。

 「今日もすごく風が強かったのですが、先週の新潟大会も同じように風が強かった。奥村がその経験を生かしていたと思います」

 試合会場の石巻市民球場は右翼から左翼にかけて最大17メートルの強風が吹き荒れていた。経験豊富な捕手・奥村幸太がその強風を巧みに利用。追い風となる右打者には引っ張らせず、逆に逆風となる左打者には引っ張らせる配球で凡打を積み重ねていった。

 投手兼任コーチとなって、今季が2年目。試合の際、投手陣にはシンプルな思考を求めてきた。「試合前はいろいろ考えてしまいますが、マウンドでは考えすぎにバッターと勝負してほしい。それが投球に生きると思う」。きらやか銀行で8年(22年で休部)、TDKで4年の計12年。長年にわたり社会人野球の厳しい世界を生き抜いてきたからこそ得た教訓を、後輩たちに伝え続けている。
 
 「勢いに乗っていきたいところですが、なかなかうまく行かないこともある。今日の試合に入っていったように、とにかく目の前の試合をしっかりやっていきたい」

 次戦は11日に仙台市民球場でロキテクノ富山と対戦。一戦必勝を掲げ、全力でぶつかっていく。

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