横浜が夏のジョーカー「投手・池田聖摩」解禁!149キロ斬りでV投手「1年夏はここで負けて」笑顔の雪辱

[ 2026年5月3日 16:31 ]

春季高校野球神奈川県大会決勝   横浜8―3横浜創学館 ( 2026年5月3日    横浜スタジアム )

遊撃から救援登板した池田(撮影・柳内 遼平)
Photo By スポニチ

 春季神奈川県大会の決勝が行われ、横浜が8―3で横浜創世学館を下し、2年連続15度目の優勝を決めた。

 今秋ドラフト候補の池田聖摩内野手(3年)は「3番・遊撃手」で出場し、1安打3四球2得点。さらに9回2死から救援登板し、一邪飛に仕留めて二刀流の活躍を見せた。

 ラスト1アウトで「村田スペシャル」がさく裂だ。遊撃手を守っていた池田が横浜スタジアムのマウンドに駆けた。2年夏の甲子園以来となる公式戦登板の初球は147キロをマークし、5球目にこの日最速の149キロをマークするなど圧倒。最後も147キロの直球で一邪飛に仕留め、優勝投手は歓喜の輪の中心で喜びを爆発させた。

 「まさか、あんな形でマウンドに上がれるとは思っていなかったです。このマウンドで悔しい経験もしてきました。本当にこのマウンドで投げきれて、うれしかったです」

 今秋ドラフト1位候補の最速154キロ右腕・織田翔希(3年)が絶対的エースに君臨し、来秋ドラフト候補の左腕・小林鉄三郎(2年)、そしてこの日の決勝で7回1/3を3安打無失点に封じた右腕・林田滉生(3年)らで強力投手陣を形成しているが、池田が「夏のジョーカー」に急浮上した。

 50メートル6秒0、遠投120メートルを誇る高校トップレベルの遊撃手として知られるが、投げても最速152キロを誇る二刀流だ。2月に痛めていた腰の状態が上向いたことで、最後に登板機会が訪れた。躍動感たっぷりのマウンドさばきを披露し「自分がワンポイントでも投げられるのであれば準備をしていきたい」と頼もしかった。

 最高のイメージで最後の夏を迎える。1年夏の神奈川大会決勝では東海大相模に敗れ、甲子園出場を逃した。横浜は2点リードの8回に一挙4失点で逆転負け。遊撃でスタメン出場した池田は8回途中からマウンドに上がるも、打者4人に3安打2失点と流れを止められなかった。時は流れ、最後の夏を迎える直前に「ハマスタ」で予行演習を行った。

 「1年の夏はここで負けてしまって本当に悔しい思いをした。もう一回このマウンドで勝つ思いがあったので、最後の1個ですけどアウトを取れて本当によかったと思います」

 たかが1アウト、されど1アウト。夏の頂点を目指す横浜にとって、そして池田にとって大きな1アウトだ。(アマチュア野球担当キャップ・柳内 遼平)

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

野球の2026年5月3日のニュース