阪神・藤川球児監督 「勝利と育成」の二兎を追う「若い選手は課題を持ち帰って野球人生につなげてほしい」

[ 2026年4月25日 05:15 ]

<阪神練習>サムズアップを見せる藤川監督(右)(撮影・北條 貴史)
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 阪神・藤川監督が「勝利と育成」の二兎(にと)を追う。23日に出場選手登録を外れた茨木を通して、若手を起用する意図を明かした。

 「(茨木は)課題が出たでしょう。若い選手、キャリアが浅い選手は、出た課題を再度1軍の舞台でトライする選手もいれば、ファームでそれを克服する選手もいる。この時期だからいい課題が出るので、それを持ち帰ってそれぞれの野球人生につなげてほしい」

 9日ヤクルト戦で初先発初勝利を挙げた高卒4年目右腕は、22日DeNA戦で5回途中5失点と崩れ、敗戦を招いていた。露呈した制球力、球威不足などを2軍で埋めさせる。この循環が成長には不可欠だと訴えた。

 「(1軍レベルが)今まではわからなかったと思う。経験がないので。それはもう福島もそうだろうし、木下はベースカバー遅れがありましたけど。そういう場面は、1軍で実際経験しないと、いくら周りに言われても気付けない。若いので、どちらかというと(言われただけだと)パニックになってしまう」

 1、2軍を行き来する「エレベーター選手」が、“藤川阪神”には多く存在する。茨木をはじめ、福島、前川、中川、石黒、木下、嶋村、岡城、早川らが該当する。「この時期に経験すれば何か課題が出る」ということを折り込み済みで、力量に見合った仕事場を与え、課題が出れば再調整へ。勝利を最重要課題としながら「エレベーター育成」を継続し、昨季の優勝、今季の貯金6につなげてきた。

 25日の広島戦に勝てば、セ・リーグ監督通算100勝のスピード記録を更新する。先発は、昨季の開幕戦で監督初勝利をプレゼントしてくれた村上だが、主力の力だけで目前に迫った大台到達ではない。そこには、「時間がかかる」という育成の苦心が常に同居している。 (倉世古 洋平)

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