ドジャース積極FA補強の代償…ドラフトの補強資金は1位パイレーツのわずか5分の1

[ 2026年4月2日 10:30 ]

今季ドジャースが獲得したディアス
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 MLBは2026年ドラフトのスロット額(指名ごとの推奨契約金)と各球団のボーナスプール(契約金総額枠)を発表した。「ベースボール・アメリカ誌」が1日に報じた。

 総額は25年から2.5%増加。全体1位指名権を持つホワイトソックスのスロット額は1135万600ドル(約18億474万円)、ボーナスプールは1759万2100ドル(約27億9714万円)となった。一方、全体5位指名のパイレーツは、補完1巡目と2巡目補償指名を加えたことで、史上最大となる1913万700ドル(約30億4178万円)のボーナスプールを有している。その一方で、ドジャースのボーナスプールは395万1900ドル(約6億2835万円)にとどまり、パイレーツの約5分の1という極端な低水準となった。

 スロット額はMLB全体の収益成長に連動して毎年決定される。今年の2.5%増は近年では小幅で、前年は4.8%増、23年から24年にかけては8.7%増だった。資金面で圧倒的に有利なのはパイレーツで、全体5位に加え、補完1巡目34位、2巡目44位、同51位(前年未契約選手の補償)と、上位指名権を多数保有する。対照的にドジャースは、圧倒的に不利な立場にある。ボーナスプール395万ドルは全30球団で最少。29位のブルージェイズ(554万3100ドル=約8億8135万円)とも大きな差がある。

 この背景には、ぜいたく税(ラグジュアリータックス)超過により1巡目指名が2年連続で10ランク降格されたこと、さらにエドウィン・ディアス、カイル・タッカー獲得に伴い複数のドラフト指名権を失ったことがある。結果、ドジャースの最初の指名は全体40位(スロット額250万4200ドル=約3億9816万円)。次の指名は4巡目で、その後は7巡目以降と、上位での指名機会が極端に限られている。ドジャースは2連覇を達成した強豪であり、オフにはFA市場でも積極的な補強を続けている。ドラフトで割を食うのは、そうした成功の裏返しとも言える。

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