ABS成功率61.3% 判定覆る展開にベテラン・フランコナ監督困惑「終わったと思っても終わらない」

[ 2026年3月28日 11:34 ]

大型スクリーンに表示されるABSチャレンジの結果を見守る審判(AP)
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 AP通信がMLBの自動ボール・ストライク判定システム(ABS)が開幕最初の12試合で成功率61.3%(31回中19回成功)を記録したと報じている。

 ABSはホークアイ技術を用い、12台のカメラで投球がストライクゾーンを通過したかどうかを、最大でも6分の1インチ(約4ミリ)の誤差で測定できる。

 レッズのテリー・フランコナ監督にとっては、良くなかった。4回、自軍の攻撃のフルカウントからの四球が三振に覆り、9回にはリリーフ投手が奪ったはずの三振が四球に変更された。「投手は“イニングが終わった”と思っても、実は終わっていないという感覚に慣れる必要がある。まるでマウンドを降りてきた投手に『よくやった、もう一人いけるか?』と言うようなものだ。だから常に集中していなければならない」と言う。

 一方対戦相手のレッドソックスのアレックス・コーラ監督は、チームが3回中2回チャレンジに成功したことに満足していた。ただし、ある場面では打者がチャレンジしなかったことを惜しんだ。5回、2死一・二塁で打席に立ったトレバー・ストーリーは、アンドリュー・アボットの速球を見逃し三振に倒れたが、ボールに見える球だった。「高めに外れているように見えた。あそこでチャレンジすれば試合の流れが変わる可能性があった」。

 パイレーツのオニール・クルーズは、メッツ戦で四球が三振に覆った最初の打者となった。捕手のフランシスコ・アルバレスがチャレンジし、内角をかすめていることが確認された。フィリーズの救援投手ザック・ポップは、レンジャーズ戦の8回にチーム初のチャレンジを失敗。ブランドン・ニモへの四球判定に異議を唱えたが、判定は覆らなかった。

 それでもロブ・トムソン監督はその判断を支持した。「問題ない。ほんのわずか(約0.1インチ/2.5ミリ)外れていただけだ。終盤の重要な打席でリードしている場面では、守備側としてチャレンジを使う価値がある」と振り返っている。

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