取材は1日だけ それでも気になるプロ入り後の姿

[ 2026年3月26日 07:10 ]

ロッテ・木村優人
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 普段はプロ野球を中心に取材をしているが、年に数回、アマチュア野球の現場取材を手伝うことがある。夏の甲子園の地方大会、ドラフト会議当日、春の選抜甲子園の出場校決定日…、などだ。取材は1日だけ。それでもキラキラと目を輝かせながら質問に答えてくれる高校生、大学生の姿が忘れられず、プロ入り後もその姿を自然と追ってしまう。

 23年7月には茨城大会の決勝の取材に行った。プロ注目右腕の霞ケ浦・木村優人は8回まで無失点の完封ペースも、3―0の9回に7安打で5失点。まさかの逆転負けで甲子園出場を逃した。敗退直後。酷だな、とは思いつつも聞かねばならない。今後の進路を問うと「プロで。次のステージでも勝てるように」を明言した。ロッテ入団3年目の今季は初の開幕ローテーション入り。順調に成長している。

 ドラフト当日でいえば20年には早大へ。楽天から1位指名された早川隆久を取材した。昨年は青学大。中日1位の中西聖輝、DeNA1位の小田康一郎に指名直後の「第一声」を聞いた。門出の日に立ち会った、これも何かの縁だ。彼らの活躍も期待してしまう。

 そして今年の1月30日。春の選抜甲子園の出場校が発表された日は帝京高校にいた。取材したのは新2年生の目代龍之介。身長1メートル87、92キロの堂々たる体格で「自分が主役、と思ってやりたい」と宣言していた。

 チームは2回戦で無念の敗退。目代は2試合とも「2番・中堅」で出場し、計7打数2安打2打点だった。投げては最速150キロで二刀流の練習も続けている。甲子園に出場するチャンスは残り3度。さらなる成長が楽しみでならない。

 その春の選抜甲子園は佳境に入り、日本のプロ野球と大リーグの開幕も目前。自分もしばらくはプロ野球の現場での取材が続くが、次にアマチュア選手に会えるのはいつだろう。その日を心待ちにしている。(記者コラム・鈴木 勝巳)

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