【侍ジャパン】村上 満弾で締めた!日本ラスト打席でお目覚め「手応えは凄く良かった」

[ 2026年3月11日 05:00 ]

第6回WBC1次ラウンドC組   日本9ー0チェコ ( 2026年3月10日    東京D )

<日本・チェコ>8回、グランドスラムを放ち、森下(左)らチームメートに祝福される村上(中央)=撮影・木村 揚輔
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 C組1位突破を決めた侍ジャパンは10日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)1次ラウンド最終戦のチェコ戦に9―0で勝利し、4戦全勝とした。村上宗隆内野手(26、ヤクルト)が8回、今大会1号となる満塁弾を放つなど一挙9得点。WBCタイ記録となる11連勝を飾った。米国へ移動しD組2位と対戦する14日(日本時間15日)の準々決勝を前に、村上にとっては大きな復調の一発となった。

 これも「大谷効果」だった。村上は8日のオーストラリア戦中にも、ベンチでアドバイスを送られていた。後ろから左手、左肘を指先でチョンチョンと触られ「左手の握り方とか力の方向とか(の助言)。一流選手から盗めるものは盗んでいきたい」。今大会17打席目。ようやく村神様の確信歩きが出た。

 「うれしかった。手応えは凄く良かった。終盤で点が取れて勝ちゲームにできている」

 7回まで0―0。井端監督が「非常にてこずった」とした苦戦の中、打線が8回に目覚めた。5―0とリードを広げ、回ってきたこの回2度目の打席は2死満塁。打球速度約180・4キロの超速弾をバックスクリーン右へ運んだ。23年決勝の米国戦で放った前回大会トップだった185キロに迫る驚弾だった。

 23年はフリー打撃で大谷の打球を目の当たりにして、自信を喪失。「自分がちっぽけに思えた」と振り返った。圧倒的な飛距離を誇る大谷の後ろの4番を任され、過度な力みで狂いが生じた。1次ラウンドは14打数2安打7三振、打率・143。それでも、メキシコとの準決勝で9回に逆転サヨナラ二塁打、米国との決勝では2回に同点ソロを放ち優勝に貢献した。この日も試合前まで打率・200だったが、待望の今大会1号となった。

 苦しい経験が生きた。昨年、右脇腹を痛め約3カ月と野球人生初の長期離脱。その間、読書を通じて雑音が耳に入らなくなった。手にした一冊が「放っておく力」。曹洞宗徳雄山建功寺住職の枡野俊明氏の著書で「しかたのないことに心を注がない」、「ちょっとした失敗なんてかすり傷」という人生のヒントを力にした。

 一挙9得点を演出。前回大会から11連勝はドミニカ共和国に並んでWBCタイ記録となった。「負けたら終わりの試合が続く。みんなが打てば強い。チームスポーツですし、9人が戦っている。チーム一丸となって倒しにいきたい」。大谷の満塁弾から始まった1次ラウンドを、村上が満塁弾で締めて決戦の地・米マイアミへ。空港に向かう村上の背中は、自信に満ちていた。(神田 佑)

 ≪ドミニカ共和国とタイ≫日本が4戦全勝で1次ラウンドを突破。23年1次R・中国戦からのWBC連勝を11に伸ばした。11連勝はドミニカ共和国(13年8連勝→17年3連勝)に並ぶ大会最多記録。15日に米国で行われる準々決勝に勝てば記録更新となる。

 ≪1大会でチーム満弾2本は日本初≫村上が8回に満塁本塁打。村上の3大大会での本塁打は21年東京五輪決勝の米国戦、23年WBC決勝の米国戦に次いで3本目だ。また、3大大会での日本の満塁本塁打は今大会の台湾戦での大谷に続き5本目。チームで1大会2本記録するのは初めて。

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