【WBC】栗山英樹氏 チェコ称賛「子供の頃、楽しくて野球をやっていた純粋さを常に持っている」

[ 2026年3月10日 04:30 ]

7日にチェコ・ハジム監督を激励した栗山氏
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 23年WBCで世界一へ導いた侍ジャパン前監督・栗山英樹氏(64=日本ハムチーフ・ベースボール・オフィサー)が1次ラウンド敗退の決まったチェコ代表に迫った。前回大会で対戦後に親交を深め、同国野球の名誉アンバサダーに就任。仕事を持ちながら野球に打ち込むチェコを、WBCの未来テーマの象徴と位置づけた。

 1次リーグ敗退が決まったチェコに称賛の声が送られている。純粋に、ひたむきに野球をやる姿に自然と湧き起こる拍手。その賛辞を彼らも喜んでいる。そんな光景にこちらもうれしくなった。

 前回大会の1次ラウンドで対戦。ほとんどの選手が仕事を持ちながら懸命に野球に打ち込む姿に感激した。あれから3年、今は代表チームにスポンサーが付いて道具の提供などを受け、若い世代が台頭し、他国でプレーする選手も出てきた。少しずつ変わる環境をうれしそうに話すハジム監督を見て「こういうことなんだ」と感じた。

 WBCは、世界最高のプレーで野球の魅力を伝える一方、世界の野球の裾野を広げる未来テーマも持つ。チェコに野球のプロはない。仕事をしながら野球を続けても“上”には進めない。でも、彼らは懸命に野球に打ち込む。神経科医のハジム監督は「人の生死に関わる仕事だけど、野球は全てを忘れて集中できる」という。彼らに接すると「野球って何だろう」と考えさせられる。子供の頃、楽しくて野球をやっていた純粋さを、彼らは常に持っている。

 そんなチームが日本に来て、世界の舞台で全力で戦っている。彼らには本当に感謝しかない。10日、侍ジャパンとの最終戦をしっかり見届けたい。(侍ジャパン前監督)

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