西濃運輸が今大会初勝利 相撲と“元”二刀流の内藤圭史が6回2安打無失点

[ 2026年3月9日 06:00 ]

第80回JABA東京スポニチ大会・予選リーグAブロック   西濃運輸(1勝1敗)6―4YBSホールディングス(2敗) ( 2026年3月8日    等々力 )

スポニチ大会<YBSホールディングス・西濃運輸>力投する西濃運輸・内藤(撮影・五島 佑一郎)  
Photo By スポニチ

 予選リーグ6試合が行われた。西濃運輸はYBSホールディングスに6―4で競り勝って今大会初勝利。先発した内藤圭史投手(24)が6回2安打無失点の好投を見せた。JR東日本はENEOSを5―2で下し2連勝を飾った。また、BブロックではJFE東日本の決勝トーナメント進出が決まった。

 超異色の元二刀流右腕が、西濃運輸に今大会1勝目をもたらした。先発した内藤が中学時代に得意としたのは「送り出し」。何を隠そう、愛知工大付中の相撲部では愛知県内の軽量級2位まで上り詰めた経歴を誇る。

 「逃げるのが得意でした。背後に回って」

 笑って振り返ったように、ガチンコの相撲レスラーを目指していたわけではない。きっかけは「野球にいいから」という知人の勧め。平日にひたすら四股を踏み続けられたのは、週末に打ち込む野球の技術を上達させたいからこそだった。

 「四股のおかげで下半身が強くなりました」

 土俵では逃げ回ったが、マウンドでは逃げなかった。140キロ台後半の直球とスライダーを軸に、6回を2安打無失点。「先頭を出さないことを心がけた」というプラン通り、回の先頭打者は全て打ち取った。

 本格的な投手経験はまだ4年足らずだ。大垣日大(岐阜)では2年から投手兼任だったが、東海大には打者として入学。2年時から投手に転向もすぐに右肘を痛め、内側側副じん帯再建術(通称トミー・ジョン手術)を受けた。試合での登板は4年春から。昨季途中からは腕を下げサイドスローに転向した。先発の一員として期待される今季。佐伯尚治監督は「ボールの質は凄くいい」とうなずく。

 黒星発進だったチームはこれで1勝1敗。決勝トーナメント進出へうっちゃりの可能性を残す、内藤の力投だった。 (森田 尚忠)

 ◇内藤 圭史(ないとう・きよし)2001年(平13)6月27日生まれ、愛知県出身の24歳。小1から野球を始め、愛知工大付中では相撲部に所属しながら、週末は「蒲郡シニア」でプレー。大垣日大では1年夏から背番号7で中軸を任され、2年夏から投手兼任。1、2年夏に2度の甲子園出場。東海大では2年から投手に専念。1メートル81、86キロ。右投げ右打ち。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

野球の2026年3月9日のニュース