阪神ドラ1立石正広が異例のベンチ入り 藤川監督流の英才教育「いろんな景色が見られたなら良かった」

[ 2026年3月9日 05:15 ]

オープン戦   阪神2―3巨人 ( 2026年3月8日    甲子園 )

<神・巨>新入団選手紹介で整列に加わる立石(手前)(撮影・亀井 直樹)
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 阪神ドラフト1位の立石(創価大)が、巨人戦で異例のベンチ入りをした。1月に発症した右脚肉離れの影響で、まだ実戦出場にゴーサインが出ていない状態での特別措置。試合後に広報を通じ、「たくさんのファンの方々の声援に興奮しました。一日でも早く甲子園でプレーできるよう頑張ります。(巨人戦は)たくさんの名勝負や名場面が生まれてきた対決だと思います」とコメントを出した。

 出場予定のない選手をあえてベンチ入りさせた藤川監督は「きょうは新人紹介の日ですから」と語るにとどめた。新入団選手がファンの前に登場する恒例イベントが試合前に実施され、その延長線上の一手にすぎないという説明だった。

 しかし、ただの顔見せで終わらせなかった効果は計り知れない。グラウンドに最も近い特等席で戦況を見守らせ、近い将来訪れるであろう甲子園での伝統の一戦を、一足早く体験させた。

 舞台も整っていた。観客数が実数発表になった05年以降のオープン戦で、球団最多4万1888人が詰めかけた。新人全員に向けられた「いろんな景色が見られたとするならば、良かったんじゃないですかね」という指揮官のメッセージには、金の卵への期待が含まれていた。

 故障は、ほぼ完治している。甲子園に来る前の午前中はSGL尼崎で練習し、この日からスライディングが解禁された。昨秋ドラフトで3球団が競合したスラッガーの実戦デビューの日は、着実に近づいている。 (倉世古 洋平)

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