アイデアマン・巨人石井2軍監督の“ソフトボールノック”に驚き

[ 2026年2月15日 08:00 ]

巨人・石井2軍監督(右)
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 アイデアマンらしさあふれる練習だった。宮崎市で行われている巨人の2軍キャンプ。6日の練習予定表に「ミニゲーム」と記されていた。疑問に思ってグラウンドに向かうと、見慣れない光景が広がった。「塁間が異様に狭い…」。それもそのはず、塁間18・29メートルのソフトボールの距離に狭めたケースノックを実施していた。

 発案者は今季から就任した石井琢朗2軍監督(55)だ。野手の人数に限りがあるため一、三塁には補助の球団スタッフを置き、選手は二遊間と右翼、左翼の4人のみ。そこから走者を置いて「1死一塁」「無死一、二塁」などと場面を想定したノックを行った。

 石井2軍監督は「スピード感というところで。女子ソフトボールを見ていても(選手に)無駄な動きがない。状況判断のスピードを上げる試み」と説明。さらに「距離が短いので走者の進み具合とかも通常のサイズとは全然違う。カバーリングとかカットがどこに入るかとかのスキルにつながるかなと。思った以上にいろんな効果があるかなと思います」と手応えを口にした。

 昨年11月にジャイアンツタウンスタジアムで行われた女子ソフトボールのニトリJDリーグを見て思い付いたといい「あれを見ていて凄くいいなと思った」。日常のわずかなヒントから、練習方法に昇華した。

 広島打撃コーチ時代にも、フェンス際での素振りや文字を書いたボールでのティー打撃など変わった練習方法を取り入れていたこともある。巨人2軍監督就任直後の昨秋にも、メトロノームを使い、一定のペースでの素振りを若手に課すなどアイデアあふれる指導を行ってきた。“琢朗流”の練習が、ファームにどんな効果をもたらすのか。これからに期待だ。(記者コラム・田中 健人)

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