DeNA・浜地真澄は今、何を思う「気にしないようにしてた」佐藤輝ら同世代の輝き 右肘手術から復活へ

[ 2026年2月15日 08:00 ]

DeNAの浜地は昨年7月に受けた右肘手術からの復活を目指しこの日はブルペンで腕を振った(撮影・遠藤 礼)
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 24年の現役ドラフトで阪神からDeNAに移籍した浜地真澄投手(27)は昨年7月に受けた右肘の手術からの復帰を目指して沖縄・嘉手納野球場での2軍キャンプで地道にリハビリに取り組んでいる。移籍1年目の昨季は右肘の痛みと戦いながら腕を振った自身とは対照的に古巣の同世代・佐藤輝明内野手(27)らが活躍。もどかしい思いを抱えながら必死に前を向く今、復活への決意を聞いた。(取材・遠藤 礼)

 ジェット音がけたたましく響く中、浜地は嘉手納野球場に隣接する陸上競技場で球団スタッフ相手に静かにキャッチボールを始めた。「ちょっと傾斜で投げますよ」。肩を温めると、スタンドで見ていた私にそう教えてくれた。今キャンプ3度目というブルペン投球はまだ捕手は立たせた状態。横で見守る加賀繁2軍投手育成コーチと「伸展」、「テコの原理」、「右の股関節」などのワードを口にしながら1球ごとにフォームを映像で確認しながら腕を振った。

 阪神から移籍1年目だった昨季は新天地で飛躍する意気込みとは裏腹に右肘が早々に悲鳴をあげた。「感覚はすごく良くて投げられるんですけど、連投はできないっていう。1年目からやらないとという気持ちもあった。最後は痛みに勝てなかった感じですね」。昨年7月に「右肘肘頭固定術、右肘クリーニング手術」を受け、球団からは昨オフに戦力外通告を受け育成で再契約となった。「手術が初めてなんで。いろんな人のサポートがあってなんとかって感じですね」。地道なリハビリは階段のように一段、二段飛ばしでは進められない。もっと投げたい、もっと投げられる、という思いを必死に閉じ込めながら汗を流しているように見えた。

 今年5月で28歳になる浜地は阪神では佐藤輝明、才木浩人、村上頌樹らチームの主力となった面々と同世代。春季キャンプで同世代の面々が集合して食事会を開催するのが恒例だった。残酷なコントラストはプロの世界では当たり前。対照的な1年、元同僚の活躍を浜地はまっすぐな言葉で言い表した。

「気にしないようにしていたのかもしれないですね。気にならないことはないんで。それよりも、自分が何してんだっていう気持ちの方が強かったですかね」。そして、古巣・阪神への意識は「ない」と断言し「シンプルに強いチームなので。そこを抑えていかないと自分が生き残っていけない。意識している場合じゃないですね」と静かに闘志を燃やしていた。

 手術で2本のボルトが埋め込まれた右肘の経過は良好で今キャンプ中のライブBP登板が当面の目標。「横浜に戻ってからゲームには投げていくと思うので。開幕した時にリハビリじゃない状態にはしたい」と復帰への道を見据えた。「スタッフもすごく親身になって支えてくれるのでチームで戦っている感じがすごくある。そこでしっかり今年は貢献していきたいです」。沖縄で着実に踏みしめる一歩が復活のマウンドにつながっている。

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