阪神・森下翔太 WBC連覇で侍ジャパンの井端監督へ恩返し誓う「成長につながっている」

[ 2026年2月11日 05:15 ]

阪神・森下
Photo By スポニチ

 阪神・森下翔太外野手(25)が10日、3月に控える第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で連覇を果たし、侍ジャパンの井端監督へ恩を返すことを誓った。監督就任の23年秋以降、ほぼ全ての代表戦へ招集してくれた指揮官と頂点を目指す25歳は、広島・小園と並び、今大会の日の丸野手最年少。中大の2学年先輩であるDeNA・牧との共闘も期すフレッシュな若武者が、持ち前の勝負強さで世界を驚かせる。 

 井端監督への恩返しを思い描き、森下は世界一へ挑む。14日からの宮崎合宿を目前に控え、沖縄・宜野座キャンプで調整を進める25歳は、覚悟に満ちた表情で言葉を紡いだ。

 「井端監督に選んでもらえなかったら、WBCに出ることもかなっていない。それまでの大会も使っていただき、成長につながっている。感謝している」

 新人だった23年秋のアジアプロ野球チャンピオンシップから始まった日の丸の足跡。24年秋のプレミア12では4番として準優勝へ導き、昨秋の韓国代表との強化試合でも主砲として存在感を示した。23年の日本シリーズでは新人記録を更新する7打点を挙げ、昨季はキャリアハイの23本塁打&89打点をマークするなど虎では不動の「3番・右翼」。しかし、今回のWBCはメジャー組の参戦もあり、本職ではない中堅起用に加え、途中出場も増える可能性がある。それも日本が勝つためなら望むところ。あらゆる準備をして臨む。

 「確実に緊張はする。その場面になって、100%の実力を出すようにするために、今の練習がある。シーズン中もそうだが、打席では何も考えない。打席の前に“どれだけできたか”の自信の度合いによって、結果は変わる。その(打席の)前を大事にしたい」

 今回の侍ジャパンの野手では小園と並び最年少。大谷を筆頭としたスーパースターの先輩が集う中でも、公私で仲が良い若武者2人で元気に盛り上げる。

 「多少の緊張や萎縮はしてしまうものだと思うけど、ハツラツとした前向きな表情や行動でやっていく。(小園と)2人でフレッシュに、チームを盛り上げられたらいい」

 牧の存在も心強い。前回のWBCで優勝を経験した中大の先輩は、一昨年のプレミア12でもチームメートだった。「大学時代から常に前に立って、結果を残し続けてくれた人」。頼れる背中を追い、再びたどり着いた共闘の場。勝利のための一振りを追い求める。

 「WBCに関しては特別。本当に目の前の1点で勝てさえすればいい。その中で自分が打てたら最高。たとえ進塁打で1点入って同点、勝ち越しになったとしても、チームの勝ちとして価値がある」

 若きクラッチヒッターが、日本を熱狂の渦に巻き込む。(八木 勇磨)

 ≪森下との一問一答≫

――プロ4年目でのWBC出場。
 「1年目から選ばれるのは、なかなか難しい。巡り合わせを考えれば、凄く良いタイミング。これを経験として、次の大会やトップチームに招集してもらえるようにしたい」

 ―――WBCから得られるものは。
 「単純に自信になるか、ならないか。自分も大学1年でジャパンを経験して、自信になって4年間をできた。経験して“何か(具体的なもの)を得る”というのは、なかなか難しい」

 ――WBCは世界中の人が見る。
 「自分は(プレーを)やれればいい。それが結果的に、たくさんの人に見てもらえれば、やりがいとしても大きい。そこは後付け。あくまでも試合をして、(世界のレベルを)自分で体感したい」

続きを表示

この記事のフォト

「阪神」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2026年2月11日のニュース