日本製鉄瀬戸内・下堂翔史 最速156キロ右腕が先発仕様で調整 勝利に貢献して目標のプロ入り目指す

[ 2026年2月11日 09:00 ]

日本製鉄瀬戸内・下堂翔史
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 最速156キロ右腕の日本製鉄瀬戸内・下堂翔史投手(23)は、先発仕様の調整で入社2年目に臨む。

 「今年は監督、コーチの方々から長いイニングを、と言われています。出力を落とすことなく、長いイニングを投げられるように準備しています」

 9日から兵庫県姫路市の野球部グラウンドでスタートした強化練習では、1週目の投球数を350球程度に設定。ブルペンに入る際は100球以上を、週3回のペースで投げ込む。昨年の新チーム結成時からは、トレーニングと並行して柔軟性や可動域を広げるメニューを重視。中継ぎからの配置転換に向け、「軽い力でも良いボールを投げる」ことに重きを置いた。元よりカットボール、スプリットを自在に操ってきたが、新球としてカーブも習得中。腕をしっかり振った中でも制球力は高まってきており、今季は緩急も新たな武器になりそうだ。

 一躍脚光を浴びたのは、昨年の日本選手権だった。1回戦のJR東海戦は5回から2番手として救援。スリークオーターから自己最速を3キロも更新する156キロを連発し、3回1/3を1安打無失点に封じた。NPBのスカウトも注目する存在になったが、浮つく様子は微塵もない。「他の球場なら、そこまでの数字は出ていないと思う。しっかりと練習して、今年は同じ京セラドームで160キロを目指したい」と成長を誓う。

 投球以外の部分も疎かにすることはない。日本文理大の4年間では中村壽博監督から、ベンチ内での過ごし方も大切にするよう教わった。「もう一度、そういう部分も意識してやっていきたい」。原点回帰の言葉は中心選手としての自覚の表れでもある。

 熊本に住む母・真紀さんの存在は野球を続ける上で、大きなモチベーションだ。女手一つで育ててくれ、2大大会の際には応援に駆けつけてくれる。「少しでも母を楽にさせてあげたいですし、高校や大学の先輩、後輩、同級生も期待してくれているのでその思いにも応えたい」。学生時代から抱き続けてきた目標はプロ入り。ドラフト解禁の今季は大きな分岐点になり得るが、あくまでもフォア・ザ・チームを強調する。

 「去年と同じままでは厳しい。相手の研究、想像をしっかり上回れるようなピッチングをして、勝利に貢献する。一番はチームを勝たせること。その中で自分の評価も上がっていくと思う」

 昨年は都市対抗、日本選手権とも出場を果たしており、今季は2大大会での上位進出が期待される。そのためには、下堂のフル回転が必要不可欠。チームを勝利に導き、長年の夢をかなえてみせる。 

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