阪神ドラ3・岡城快生 オレは守備の金メダル「GG賞」獲る!五輪スノボ金の木村葵来と同じ小、中学校出身

[ 2026年2月10日 05:15 ]

ノックの打球を追う岡城(撮影・大森 寛明)
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 ドラフト3位・岡城快生外野手(22=筑波大)が、“金”を狙う。9日から1軍首脳がいる宜野座に合流。ライブBP(実戦形式の打撃練習)で打席に立ち、新助っ人のモレッタから右越え打を放ってアピールに成功すると、外野守備練習では近本から中堅の極意を教わった。ミラノ・コルティナ五輪のスノーボード男子ビッグエアで日本人金メダル第1号となった木村葵来(きら)は1学年下で、小中学校が同じ。刺激を受けた若虎は守備の金メダルともいえるゴールデングラブ賞の獲得を目標に掲げた。

 1軍首脳がいる宜野座にこの日合流したばかりの若武者がまずはバットでアピールに成功した。岡城はライブBPで打席に立つと、新助っ人モレッタからワンバウンドでフェンスに到達する右越え打を放ち、左腕の富田から左中間へ安打性の打球を放った。

 「打つべき球をしっかり打てたかなと思います。とにかく強く振っていこうと思っていたので、結果的にああいう打球がいって自信になりました」

 不安と緊張が押し寄せる中で、結果を出した意味は大きい。発奮材料もあった。出身の吉備小、吉備中で1学年下だった同郷アスリートの活躍だ。「(映像も)少し見ました。驚きましたし、自分ももっと頑張らないと」――。ミラノ・コルティナ五輪のスノーボード男子ビッグエアで日本人金メダル第1号となった木村の活躍に刺激を受けた。深い交流こそなかったが、野球部の後輩とは仲が良かったという。

 50メートル走5秒82の快足に加え、遠投115メートルの強肩を兼ね備える若虎。守備練習でも大きな収穫があった。メイングラウンドでの外野ノック。中堅の守備位置についたのは、近本と岡城だった。ゴールデングラブ賞を5年連続で獲得している先輩に教えを請うことができたのだ。ここぞとばかりに、質問を投げかけた。

 「背走のことだったんですけど、細かい部分まで、教えていただきました」

 目と耳で技術を吸収した。左翼、右翼にノックが振られる間は身ぶり手ぶりで説明を受け、中堅に打球が来ると背番号5の守備を目で追った。打球判断の良さ、一歩目の速さ、守備の考え方まで。自身との違いは痛いほど伝わった。「今のままだったら、まだまだです。自分に足りていないことばかり」。今後に生きる、貴重な30分間になった。

 同郷の後輩の快挙にいつかは続きたい。守備の金メダルともいえるゴールデングラブ賞の獲得を将来の目標に掲げる。「まだまだ足りない部分は多いですけど。将来的にそういった賞をいただけるような選手に」。ゴールデングラブ賞を獲るには、レギュラーをつかむことが絶対条件。すなわち、打力も含めて全ての能力が必要になる。「どんどん実戦を積みながら、慣れていきたい」。結果を残し続け、いつか金色のグラブとともに表彰台へ上ってみせる。 (松本 航亮)

≪岡山出身の主なアスリート≫

 ☆野球 山本由伸 備前市出身。オリックスでリーグ3連覇に貢献。23年オフにポスティングシステムでドジャース入り。25年のワールドシリーズMVP。

 ☆ゴルフ 渋野日向子 岡山市出身。19年の全英女子オープンで日本人選手として樋口久子以来、42年ぶり2人目の海外メジャー優勝。

 ☆体操 岡慎之助 岡山市出身。24年のパリ五輪に出場し、団体総合、個人総合、鉄棒で金メダル。平行棒で銅メダルを獲得。

 ☆サッカー 佐野海舟 津山市出身。高校卒業後は町田、鹿島でプレー。23年11月に日本代表初招集。24年夏にドイツ・ブンデスリーガのマインツ移籍。

 ☆ボクシング ユーリ阿久井政悟 倉敷市出身。24年1月、WBA世界フライ級タイトルマッチでアルテム・ダラキアンに判定勝ちし王座獲得。25年3月に王座陥落も、12月に再起戦に勝利。

 ◇岡城 快生(おかしろ・かいせい)2003年(平15)6月23日生まれ、岡山県出身の22歳。吉備小1年から岡山庭瀬シャークスで野球を始め、吉備中では軟式野球部に所属。岡山一宮では1年秋からベンチ入り。甲子園出場なし。首都大学リーグの筑波大では2年春にデビューし、3年秋から3季連続で外野手のベストナイン。1メートル83、83キロ。右投げ右打ち。

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