オリックス・元謙太「キャンプに来ていること自体が…」右鎖骨下静脈血栓症から約半年ぶり実戦で適時打

[ 2026年2月10日 18:39 ]

オリックス・元謙太
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 オリックス・元が、広大なグラウンドを駆け回る喜びをかみしめた。今春チーム初実戦の紅白戦で、白組の「8番・右翼」で出場。4回1死二、三塁で左腕・寿賀から2点右前適時打を放ち、直後には盗塁も決めるなどハツラツとしたプレーを見せつけた。

 「キャンプに来ていること自体が、うれしい。自分の中では来られるかどうか不安な部分があったので。実戦ももっと先かなあと思っていたんですけど、こうして最初の紅白戦に出られたのは、本当に意味がある」

 昨年8月末、腕の付け根から肩のあたりを走る静脈に血の塊ができる「右鎖骨下静脈血栓症」と診断された。「息苦しさもあったし、本当に死んじゃうのかな…」と死の淵を経験し、オフには育成契約に。それでも復活を目指し、大阪・舞洲では高橋打撃コーチと向き合いながら右鎖骨付近に違和感のない打撃フォームを追求し続けてきた。

 「フォームも意識も両方変えて。イメージはゴルフスイングに近いような。今までは力をグッと入れて構えたりしていたんですけど、今はゆったりロングティーを打つような感覚で、前からボールを打てればって感じでやっています」

 約半年ぶりの実戦でいきなり目に見える結果が残り、「ちょっとずつ(打撃を)変えている中でこうやって1本出たのはよかった」。岸田監督も「今は健康そうなので、安心しています」と目を細める。キャンプ終了までの支配下復帰を目標に掲げる高卒6年目の若武者。周囲からも「病気してたっけ?」と振られることも多いようで、「自分にとってはすごくうれしいこと」と充実感を漂わせながらも、「またゼロからのスタート」と表情を引き締めていた。 (阪井 日向)

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