DFAの裏に緻密な戦略あり 主力だけではない強さ ドジャース流の層を厚くする編成術

[ 2026年2月4日 08:42 ]

ドジャースタジアム
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 米移籍情報サイト「トレード・ルーマーズがドジャースが3日(日本時間4日)、ヤンキースのマイケル・シアニ外野手(26)をウエーバーで獲得し、アンディ・イバネス(32)を40人枠から外すDFAしたことについて分析した。

 シアニにとって、今オフの動きは激動だった。始まりはカージナルスの選手だったが、その後DFAとウエーバーを繰り返し、ブレーブス、ドジャース、ヤンキースを経て、再びドジャースに戻ってきた。この動きの中、シアニにとっては40人ロースターに定着する道が開ける可能性が出てきた。

 キャンプが始まれば、ドジャースに限らず各球団は負傷者を60日間IL(負傷者リスト)に置くことができるようになる。ドジャースでは昨年9月に肩の手術を受けたブロック・スチュワートに可能性がある。しかし、逆にドジャースが再び40人枠を空ける必要が生じてシアニをDFAにした場合、より多くの60日間のIL候補を抱える別球団に移る可能性もある。

 シアニは、これまでのメジャーでのキャリアをすべてレッズとカージナルスで過ごしてきた。メジャーでの4シーズンの打撃成績は物足りないが、守備と走塁では非常に高い評価を得ている。主に中堅でメジャーでは1014イニングを外野でプレー。野手が平均よりどれだけ多くのアウトを奪っているかの指標となる「OAA」(16)や、平均的な守備選手と比べて防いだ失点、または失った失点「DRS」(7)では、いずれも優秀な数字を記録している。盗塁も21回成功(26回中)で成功率は約81%だ。

 シアニにはマイナー・オプションが1つ残っており、それも各球団が次々とウエーバーで獲得する理由の一つだ。もしどこかの球団でシーズン開幕を迎えられれば、再びウエーバーを経る必要がなくマイナーに落とせるし、便利な4番手、5番手外野手になり得る。

 イバネスは、1月中旬に年俸120万ドルでメジャー契約を結んだばかり。フリーエージェントで契約してから3週間後にDFAとなるのは珍しい。他球団としては、120万ドルを支払う必要があり、さらに各球団のロースターがほぼ埋まっている現状では、獲得に慎重になる。ウエーバーを通過すれば、イバネスはマイナー行きを拒否してFAになる権利を持つが、そうすれば保証年俸を放棄することになるため、受け入れる可能性が高い。今後5日以内にウエーバーにかけられる見込みで、48時間の待機期間を経て、他球団に獲得されるか、トリプルAオクラホマシティへアウトライトされるかが判明する。

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