阪神・岡田顧問 佐藤輝明にメジャー挑戦3条件示す「連覇への貢献」「連続キング」「ファンの理解」

[ 2026年1月25日 05:00 ]

トークショーを行い、2ショット撮影をする岡田顧問(左)と掛布OB会長 (撮影・平嶋 理子)
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 阪神・岡田彰布オーナー付顧問(68)が24日、今オフ以降のポスティングシステムによる大リーグ移籍を視野に入れる佐藤輝明内野手(26)に向け、(1)連覇への貢献(2)連続キング(3)ファンの理解、の3条件を示した。大阪市内でトークショーに出演後、取材に応じた。今季から同制度で移籍する岡本(巨人→ブルージェイズ)、村上(ヤクルト→ホワイトソックス)に比べ、球団への貢献度が足りないと指摘。連覇へのけん引役としてハッパをかけた。

 「虎のご意見番」岡田顧問が、契約未更改の状態が続く佐藤に、早期決着を訴えた。

 「早うスッキリせな。そんなん当たり前やんか。ちゃんと契約して、キャンプに行くのが普通やから。団体競技なんやから。周りの目もあるからな。一人そんなんやったら、浮いてしまうやんか」

 プロ野球選手にとって正月とも言われる2月1日のキャンプインまで、あと1週間。球団と佐藤の交渉にはタッチしていない岡田顧問も、未更改の状況は許容していない。契約でもめて活躍した例は少ないと強調し、佐藤が熱望するメジャー挑戦への条件も示した。

 まずは2リーグ分立後、球団初となる連覇への貢献が大前提。その上で、2年連続の本塁打王を含めた、ファンが納得する成績を佐藤に求めた。巨人からブルージェイズへの移籍が決まった岡本は20、21年と23年のキング。ヤクルトからホワイトソックスへの移籍を実現させた村上も、22年の令和初の3冠王を含め、本塁打王を3度獲得した。昨年の2冠王(本塁打王&打点王)1度だけでは、まだまだ足りないという。

 「そらそう思うよ。岡本、村上はある程度、ホームラン王獲って。結局そうやろ。スッキリして送り出してもらわんとな。そんなん契約もしなかったら、(ファンも)後押しでけへんやんか。将来はいずれ行くと思うけど、やっぱりな」

 ポスティングシステムは元来、選手ではなく球団が持つ権利。岡田顧問は選手の流出が相次ぐ現行制度に否定的で、どうしても移籍を望むなら海外FA権を取得してから、が持論だ。“ゴリ押し”と映れば、ファンも失望する。自分の主張をした後は、シーズンに気持ちを集中させることが猛虎の4番の責任だと力説した。

 「今年どのくらいやるかが一番の注目かも分からん。2冠獲って、攻められ方も変わる。(昨季のように)死球ゼロなんてことはないで」
 期待するからこそ、佐藤には辛口になる。連覇へのキーマンに求めるハードルは高かった。(鈴木 光)

≪中日の逆襲を警戒≫

 ○…岡田顧問は、連覇のライバルに中日を挙げた。昨年、12勝13敗と唯一負け越した相手。「基本的にピッチャーがいいから計算できるやんか」と分析し、課題だった中日の得点力も解消される可能性も指摘した。本拠地バンテリンドームにホームランウイングができることで「野球が変わってくるかも分からん」と、昨季4位からの逆襲を警戒した。

≪伸び悩む前川右京に「一貫性」求める≫

 ○…昨季伸び悩んだ前川について、岡田顧問は「コロコロ変わりすぎよ、スイングとか」とフォームの一貫性を求めた。自身が監督だった24年にブレークの兆しを見せながら、昨季は長い2軍生活。「(年齢が)大卒と一緒やろ?(高卒)5年目やろ?自分には“これや”っていうのを、もう、つかまなあかんわ」。左翼候補への厳しい言葉に、大きな期待が込められていた。

≪掛布OB会長「立石の加入で刺激」≫

 ○…岡田顧問のトークショーは、掛布雅之OB会長(70)との2人で、大阪市梅田のオーバルホールで行われ、約400人の虎党を盛り上げた。「放送とかはあっても、2人でこういう形でイベントするのは初めて。楽しかった」と語った掛布氏は、「立石の加入で他の選手がどれだけ刺激を受けるか。WBCの期間中に誰を三塁に使うか」を春季キャンプのポイントに指摘。遊撃候補の新外国人ディベイニーについては「性格とコミュニケーションが大切」と分析した。

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