阪神・伏見寅威 チームの「パ・リーグアレルギー」克服に貢献だ! 交流戦勝ち越しが連覇への“近道”

[ 2026年1月24日 05:15 ]

SGL尼崎で自主トレを公開した阪神・伏見(撮影・大森 寛明)
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 阪神・伏見寅威捕手(35)が23日、兵庫県尼崎市のファーム本拠地「日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎」で自主トレを公開した。昨年11月に交換トレードで新加入。オリックスで10年間、日本ハムでは3年間活躍した司令塔が猛虎の「パ・リーグアレルギー」克服にひと役買う決意を示した。交流戦は3年連続で負け越し中。2リーグ制以降、球団初の連覇&日本一奪回へ向けてパの頭脳が“鬼門”に立ち向かう。

 連覇へ向け、培った経験をフルに活用する。オリックス、日本ハムと渡り歩いて今季で14年目。これまでパ・リーグの第一線で活躍してきた伏見は、猛虎が近年苦しむ「パ・リーグアレルギー」克服に名乗りを上げた。 

 「パ・リーグでずっとやってきているので。そこはチームに還元したい」

 阪神は交流戦を苦手としている。目下3年連続で負け越し中。昨季は同期間中にシーズン最多の7連敗を喫し、日本一の夢も、ソフトバンクに阻まれた。交流戦の通算成績も05年から計20シーズンで勝ち越しはわずか8シーズン。12シーズンで負け越しを喫している。連覇へ向けては“鬼門”打破がカギを握る。オリックス時代は山本(現ドジャース)、宮城、日本ハム時代は伊藤らをリード。パ・リーグの好投手だけでなく、好打者の弱点も熟知する司令塔は天敵たちを丸裸にするだけの経験値と実績を兼ね備えている。

 「連覇という言葉を聞いているので、その一員になれるように頑張りたい」

 移籍決定後から準備も進めていた。敵を知る一方、猛虎投手の研究にも着手。昨季の阪神1軍戦は既に昨年9月中旬までの試合をすべて映像で視聴済み。「あとは2軍戦。時間はかかりますけど、キャンプもあるので」。今後は春季キャンプ期間中の時間も活用して阪神2軍戦の全試合をチェックする予定だ。

 もちろん、映像だけではない。味方投手陣の特徴を肌で感じる作業も開始する。「全員(のボールを)受けて覚えないといけない」。今後は積極的にブルペン入りすることも宣言。投手の能力を最大限に引き出すため、今キャンプではボールを捕りまくる構えだ。

 個人としても明確な目標がある。それは自身初のゴールデングラブとベストナイン。タイトル奪取へ向けてもまずは、虎の正妻になることが大前提だ。「やる以上は負けたくない。WBCで抜ける間、僕のアピール時間は早くなると思う。そこでどんどんいけたら」。3月の第6回WBCに出場する坂本は2月中旬にはチームを一時離脱。その期間がチャンスと捉えている。

 「試合に出ろと言われたら明日にでも出られる体づくりはしている」。自主トレでは約3時間も休みなく汗を流した。新天地での再スタート。託された役割は大きい。(松本 航亮)

 ≪報道陣に焼き菓子差し入れ≫
 ○…伏見は取材に訪れた報道陣約30人に、兵庫県西宮市のケーキハウス「ツマガリ」の人気焼き菓子「甲陽園の陽子さん」を差し入れした。「寒い中来ていただいたので。自分が神戸で一番好きなお菓子です」。名店の菓子を手渡しでプレゼントした心優しき“寅威ママ”は「多分、足りると思います。(オリックス時代は)この10分の1くらいだったと思うんですけど(笑い)。選手としてはありがたいことです」とメディアの多さに驚きを隠せなかった。

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