落合もイチローも認めた“天才”前田智徳がお手本にしていたもう一人の“天才”「師匠譲り」な点とは

[ 2026年1月24日 18:38 ]

前田智徳氏
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 広島ひと筋に24年間プレーし、“孤高の天才”と呼ばれた前田智徳氏(54)が24日に放送されたニッポン放送「ショウアップナイター60周年 名球会ラジオ」(土曜後5・20)にゲスト出演。若手時代にお手本にしていた打者の名前を明かした。

 あの落合博満、イチローも認めた天才打者。1989年ドラフト4位指名で広島入り後、アキレス腱断裂など数々の大けがを乗り越えて2119安打を放った前田氏だが、プロ入り当初は誰を手本にしていたのか。

 インタビュアーを務めた山田透アナウンサー(74)から落合、イチローにも認められていた“天才”だと紹介されると「う~ん。いやぁ…。説明するのがややこしいですね。これはもう“日本むかし話”で。否定するのも疲れたんですけども」と苦笑いしながらも、現役時代の落合博満に打撃のアドバイスを受けた背景に立浪和義の仲介があったことなどをまずは振り返った。

 そして、“落合以前”のプロ入り当初に手本にしていた選手を聞かれると、広島時代の先輩で、こちらも“天才”の呼び声が高かった西田真二氏(65)の名前を挙げた。

 「西田さんのバッティングは見応えがありました」と前田氏。若手選手・前田は西田先輩の打撃をじっくり観察して何かを盗もうと試合前の「ティー打撃からず~っと見てた」が、「ただ、あんまり練習しないんですよね、西田さんが」と苦笑いまじりに回想した。

 「たとえばティー打撃の時間が20分あるとすれば僕らは20分前から練習するんですけど、西田さんはあんまり出てこられないんですよ。西田さん、ティーの時間なのに来ないと監督に怒られるんですけど来ないんですよ。で、ギリギリになってちょっと来てティーを打ってすぐバッティングに行かれるんですよ。だから、そこを見逃さないようにず~っと見てたんです。ティーをどれぐらい打って、どういうティーから始めて…と。西田さんはだいたい左手からティーを始めるんですよ。左利きなんですよ、西田さんは。何球ぐらい打ってから行くのかなって思ったらすぐ終わるんですよ。あれ?もう終わったのか?って。左が終わったら次どうするのかなって思ったら右でチョンチョンと打つんです。で、またすぐ終わるんです。5球ぐらいしか打たない。で、最後は両手でパーン、パーンって打って。それでスッと行かれるんですよ」

 そして、ティー打撃を終えてフリー打撃になると西田先輩は「ちょっと集中力上がるんですよ。やる気が出るんですね、先輩は。やる気が出てきて最後のほうフルスイングが入った時が大事ですね、ほんのちょっとしか打たないんで。やる気がなかなか入らないんで、先輩は。ふっふっふ…」とすぐに終わってしまう西田先輩の打撃練習を見逃さないように観察していた若手時代を楽しそうに振り返った。

 「いいところを盗もうと思ったんですけど、そうでないところも似たのかも分かんないです。やる気があまり入らないっていう。スイッチが入るのがちょっとね。ふっふっふっふ…。スイッチがなかなか入らないっていうのはね、いろいろあるんですけど。自分を自分で奮い立たすことが苦手というか。そのへんは師匠譲りかな、と思っております」と愛情たっぷりに西田先輩のことを振り返っていた。

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