阪神ドラ1・立石正広に背番9の先輩マートン氏から2大金言 「平常心」「プラス思考」が成功のカギ

[ 2026年1月5日 05:15 ]

阪神・立石
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 阪神OBのマット・マートン氏(44)が、ドラフト1位の立石正広内野手(22)にタイガースで成功するための心得を伝授した。自身の経験を基にして、超満員の甲子園で平常心を保つ方法と、困難に打ち勝つ考え方を紹介。2010年に当時のプロ野球記録となるシーズン214安打をマークするなど、在籍6年で安打を量産したメンタルコントロール術で、背番号9の後継者に送る“9極(究極)”の教えとなりそうだ。

 プロの世界に飛び込む立石にすれば、目からうろこのアドバイスに違いない。阪神在籍中に首位打者1回、最多安打3回のタイトルに輝いたマートン氏が、タテジマの背番号9を付けた先輩として、タイガースで成功するための「2大心構え」を伝授した。

 一つ目に説いたのは、打席で平常心を保つ大切さだ。

 「(約)5万人が入る甲子園での巨人戦で大事な一打を打とうと思ったら、プレッシャーを感じていては打てない。私は打席に入る前に、同じ看板を見て、“いつもと変わらないんだ”と気持ちを落ち着けていた。いかにシンプルに打席に入れるかが大事だと思う」

 超満員の伝統の一戦は、自然と気持ちが高ぶってしまうもの。在籍6年で甲子園通算打率・302、23本塁打を放った安打製造機の助っ人でさえも、こと巨人戦に限ると・277に下がった。それほど難しい舞台。だからこそ、簡単なルーティンを確立することが大事だと示した。

 二つ目には、壁にぶち当たった時こそポジティブシンキングを持て、と訴えた。

 「困難は必ず経験するもの。与えられた機会に感謝をして、全力を尽くすしかない。成功とは、一日ではできない。小さいことを繰り返して続けていくことが必要だ」

 立石はマートン氏について「バッティングが本当に器用で素晴らしかった」と印象を語っている。同じ右打ちのスラッガー。1年目に球団新人初となる「3割&2桁本塁打」の目標を掲げていることからも、猛虎の歴史に残る成績を収めたレジェンド外国人級の活躍が期待される。しかし、“本家本元”は決して自分の幻影にとらわれないように求めた。

 「私にとって9番は特別な背番号だったけど、一人一人それぞれの歩む道がある。彼にとってどんな番号になるか分からないけど、努力を惜しまずに頑張ってほしいと思う」

 金の卵の体に宿るパワーは本物。ゆくゆくは、マートン氏が達成していない20本塁打以上も夢ではない。9番が立石色に染まった時、押しも押されもせぬ猛虎の主砲になっている。

【阪神の背番号9アラカルト】
 ☆松木 謙治郎(1936~39、50年)球団創立メンバーで初代主将。一度は退団も50年に選手兼任監督で再び背番号9。

 ☆安藤 統夫(62~73年)内外野を守れるユーティリティープレーヤー。82~84年に監督を務める。

 ☆佐野 仙好(74~89年)球団最長の16年間背負い、バイプレーヤーとして活躍。81年、セの初代最多勝利打点のタイトルを獲得。

 ☆藤本 敦士(2002~09年)俊足の名内野手。リーグVの03年は打率.301で「恐怖の8番打者」。

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