カブス・今永 巨人・大勢に脱力投法伝授「170キロ」指令に「頑張ります」

[ 2025年12月15日 01:30 ]

イベントで大勢(右)と話す今永(撮影・島崎忠彦)
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 カブス今永昇太投手(32)が14日に都内で開かれた「THE BASEBALL INTELLIGENCE 2025 supported by AHS ホールディングス―トッププロの頭脳と技術を届けるドリームコーチング―」に参加し、共演した巨人・大勢投手(26)に脱力投法を公開伝授した。球速170キロ到達も指令。ともに来春WBCに出場する可能性があり、侍ジャパンを連覇へ導く共闘が期待される。

 球界屈指の頭脳派左腕が、考えを惜しみなく愛弟子に伝えた。多くのファンに加え、昨オフは自主トレを共にした大勢が目を輝かせる中、今永は自らの投球メカニックを立ち上がって解説した。

 一番のポイントは「脱力」だ。元々は「感覚重視」。DeNA時代の22年の自主トレでの一球が未来を変えた。キャッチボールの際にリリース時の左肘、左手首の角度を90度に固定。そのまま上体をひねって投げると「腕が勝手に振れる」感覚をつかんだという。

 この気付きから進化を遂げて、同年は3年ぶりの2桁勝利となる11勝。翌23年オフのメジャー挑戦へとつなげた。時に力みから制球を乱すことを課題とする大勢は前のめりで聞き入り「腕の使い方とか、意識していることは今永さんとほとんど変わらないかなと思います」と共感した。

 今永が大勢に課した指令が「170キロ」だ。特徴的な大勢のフォームを車の運転に例えて力説した。

 「車のスピードを出して止まると自分が前に行く。大勢選手は(投球フォームで)スピードも出せるし、強く止まれる。その中でアームコントロールもできているので、あれほどのボールをコントロール良く投げられている」

 そして「体の使い方のうまさがあれば170キロぐらいはたぶん出ると思う」と断言。レッドソックスのチャプマンが持つ世界最速105・8マイル(約170・2キロ)に匹敵する球速を期待した。

 ともに来春WBCへの言及はなかったが、23年大会に続く共闘の可能性は十分。自己最速160キロの大勢は「(170キロを)投げられるように頑張ります」と呼応し、今永は「野球人生、もしかしたら折り返しに来ちゃっているかもしれない。人生が終わって、あと何十年かかかりますけど、そこで何かいいことがあれば」と金メダル級の輝かしい未来を見据えた。(村井 樹)

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