阪神が中学軟式野球を支援 西宮市に地域クラブチーム3チーム立ち上げ 野球人口減少歯止めへ一役

[ 2025年12月12日 05:15 ]

記者会見に出席した(左から)藤岡謙一西宮市敎育委員会教育長、阪神・嶌村聡球団本部長、水口栄二氏(撮影・ 遠藤 礼)
Photo By スポニチ

 阪神は11日、西宮市の中学校部活動地域展開に対する支援活動について同市役所で会見を開き、大幅に減少傾向にある中学軟式野球部員の受け皿として、地域クラブ3チーム立ち上げなどの支援を行うことを発表した。

 会見には阪神・嶌村聡専務取締役球団本部長兼野球振興室長、藤岡謙一西宮市教育委員会教育長、昨年まで阪神打撃コーチを務め、現在は野球スクール「野球心」を運営する水口栄二氏が出席。かねて歯止めのきかない野球人口減少に危機感を抱いてきた球団は、今年1月に野球振興室を立ち上げ、7月には阪神に加えてJ1神戸、バレーボール女子の大阪マーヴェラス、Bリーグ・神戸ストークスと西宮市での部活動地域展開に関する連携協定を締結していた。

 ここ10年で全国の中学軟式野球部員が40%減少。西宮市では26年9月から中学校部活動を地域クラブ活動へ完全移行する予定だが、現存17チームに対して市に登録申請した軟式野球の地域クラブは10チームにとどまっている。そこで「野球心」が部員の受け皿として市内3カ所に立ち上げる地域クラブの運営費などを支援する。

 さらに、この3チームには週1回、他の地域クラブ10チームには年間約10回程度のペースで、秋山拓巳ベースボールアンバサダーら球団アカデミーコーチが巡回指導を予定。市と共催で地域クラブ向けの大会「未来につなぐトライアルベースボール~プレみやタイガースカップ~」(仮称)も開催する方向だ。

 今回の中学クラブ活動への踏み込んだ支援は、NPB球団で初の試みとなる。今年1月に水口氏と会食した嶌村野球振興室長が「何かできないか」と持ちかけ、それが一つの形になった。嶌村室長は「当球団は90周年。甲子園球場が昨年で100周年。西宮という地で誕生し、育てられて今がある。恩返しをしたい」と熱く語った。(遠藤 礼)

続きを表示

この記事のフォト

「阪神」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2025年12月12日のニュース