西武・西川 3500万円増の5700万円で更改 イチロー氏実践“初動負荷トレーニング”で来季も活躍

[ 2025年12月12日 05:28 ]

契約更改を終え、サンタ姿で笑顔の西川 (撮影・須田 麻祐子)
Photo By スポニチ

 西武・西川愛也外野手(26)が11日、所沢市の球団事務所で契約更改交渉に臨み3500万円の大幅増となる年俸5700万円(金額は推定)でサインした。8年目の今季は「1番・中堅」に定着してブレーク。現役時代に同じ背番号51を背負ったイチロー氏(52=マリナーズ球団会長付特別補佐兼インストラクター)も実践している初動負荷トレーニングを取り入れ、「イチ流」で来季の最多安打のタイトル奪取を誓った。

 来季の目標は明確だった。2・5倍増を超える昇給に西川は「本当にうれしく思った」と満面の笑み。しかし、すぐに表情を引き締め「個人としてももっといけたし、チームも5位。もっともっと上を目指したい」と力を込めた。ターゲットは全試合出場、そして最多安打のタイトルだ。

 今季は124試合出場、打率・264、10本塁打、25盗塁などキャリアハイの数字がずらりと並ぶ。「1番・中堅」に定着してリーグ1位の64得点を挙げ、ゴールデングラブ賞も受賞。一番の手応えは「安打数」とし「もっと伸ばしたいし、最多安打のタイトルは絶対に獲りたい」と宣言した。今季は右肩痛のために8月上旬から約1カ月間、戦線離脱。134安打はトップの村林(楽天)に10本届かず、リーグ4位だった。

 この差を逆転する“秘策”が初動負荷トレーニングだ。イチロー氏がオリックス時代から実践していることで知られるトレーニング法を今季終盤から導入。動き始め(初動)に負荷をかけることで柔軟性のある筋肉を生み出すとされる。「(今までと)全然違うし、けっこういい感覚がある。(関節の)可動域が広くなったり、疲労回復とかケガが減るなと感じた」。日米通算4367安打の同氏は、日本で5度、メジャーで7度の計12シーズンでリーグ最多安打を記録。同じ背番号51を背負う西川も「イチ流」メソッドでタイトルを狙う。

 DeNAから桑原がFA加入。「1番・中堅」は同じだが「僕が結果を出せばいけると思う」と簡単に譲るつもりはない。8年目にして秘めたる才能が開花。遅咲きの背番号51が、来季も打線のけん引役となる。 (鈴木 勝巳)

 ▽初動負荷理論 鳥取市に拠点を置くスポーツトレーニング研究所「ワールドウィング」の小山裕史代表が提唱。運動の最初(初動)に最大の負荷をかけた後、負荷を軽減させるトレーニング方法。柔軟性のある筋肉を生み出し、人間本来の自然な動きを取り戻すとされている。イチロー氏はオリックス時代から小山氏に師事している。

「西武」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2025年12月12日のニュース