日本ハム・山崎福也 勇気のプロ初アーチ誓う 中3時に脳手術受けた病院慰問

[ 2025年12月2日 06:00 ]

北大病院を慰問した日本ハム・山崎
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 勇気を与えるアーチを放つ。日本ハム・山崎が、ゆかりある北大病院小児科を初めて慰問した。小児がんなどを患う子供18人や保護者らと交流。投手ながら5年連続安打中と打撃が得意な左腕は、リクエストに応えてプロ初本塁打を約束した。

 保護者から「交流戦でみんなのために本塁打を打って」とお願いされ、笑顔で「毎年、本塁打を打ちたい気持ちがある。何とか打てるように頑張る」と答えた。2年後の27年からセ・リーグでもDH制が導入される。打席に立てる敵地は神宮、甲子園、マツダスタジアムが予定されている来季の交流戦9試合が実質的なラストチャンスで「僕、投手なんですけど。でも、来年で(DH制なしは)終わってしまうので練習します」と重ねた。

 命を救われた場所の慰問は念願だった。中学3年時に脳腫瘍を患い、08年3月21日に北大病院で約6時間に及ぶ大手術を受けた。術後は約2週間の入院を経験し、高熱に襲われることもあったが懸命なリハビリを経て、プロ入りの夢をかなえた。17年前の自身と同じく、入院生活を送る子供たちと対面し「北大で何かしたいと思っていたので、やっと実現できた。少しでも元気や勇気を与えられればいいと思う」と言う。

 本業でも巻き返しを誓う。今季は2軍落ちも経験し、20試合で7勝5敗、防御率2・27と3年連続2桁勝利を逃した。「本業の投手でいい成績を残したい。先発で2桁を勝てるように、という気持ち」。投打で躍動する姿を見せることが、子供たちへの“良薬”になるはずだ。(田中 健人)

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