ソフトバンク・野村 野球ノートに書いた城島健CBOの言葉「カネを稼ぎたかったら…」

[ 2025年11月19日 08:00 ]

ソフトバンク・野村
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 “お侍さん”にまでなったソフトバンク野村勇内野手(28)が「2番・三塁」でスタメン出場中の韓国との強化試合を見ながら15日に当コラムを書いている。打席で球を冷静に見極め出塁している。今季ブレークを果たした背番号「99」は初の国際舞台でも走攻守で上品質を保っている。

 今春は代走、守備固め要員だったが主力の負傷離脱でチャンスをつかみ、内野の全ポジションを守った。さらには阪神との日本シリーズ第5戦では同点の延長11回に決勝ソロ。リーグ2連覇、5年ぶり日本一の原動力となったお祭り男は、勢いそのまま侍ジャパン合宿に合流していった。

 今季までの4年間で世界を知るホークスのレジェンドと交流し、数々のことを教わってきた。これが、今に生きている。入団して“世界の王”の一言から、衝撃だったという。

 「キミは、すごい太ももをしているねー」 宮崎春季キャンプ中の宿舎の食堂で王貞治球団会長が野村のふくらはぎを見て、声をかけてくれたという。「いや、ふくらはぎなんですけど…」と思いながら「はい」と答えた。お尻の下から“太もも→太もも”のような下半身で快足かつ、打てばパンチ力は抜群だ。「僕は身体能力だけでやってきた。あとは野球がうまくなっていきたい」と言っていたイサミは世界から注目される選手になった。

 野村の野球ノートには日本代表やメジャーで活躍した強肩強打の名捕手・城島健司CBOに教わったことがメモされている。宮崎春季キャンプ中のアーリーワークでの1対1の“城島個別指導塾”で学んだ。内容も今の野村につながっている。

 「打者も投手も、基本的には外角球を意識している。そのときに外角に投げたかったけど抜けて内角にいった球。その弱い球を打て。そこが一番、カネになるんや。カネを稼ぎたかったら投手が“しまった!”と思う球を、確実に打たないと。稼ぎたいのならね」

 グラウンド上の走塁は抜群にうまいが、学生時代からペンを走らせるのは苦手だった。ただ、必死に書いたという。「ボール球になる変化球を見逃せるようになったのは大きい」。ようやく、打席で対応力が感触を得た。

 今夏にオールスターに初選出。日本を代表する選手となったが「プレーする野球が好きだったので大学までプロ野球選手をあまり知らなかった」という。まだまだ勉強中、伸びしろ抜群、ネタ豊富な野村が来春のWBCに選ばれないかなと思っている。(記者コラム・井上満夫)

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