広島・益田武尚120球&高太一208球の熱血ブルペン 前日ロッテ戦から連投に指揮官「気持ちが伝わる」

[ 2025年11月17日 05:05 ]

ロッテとの練習試合で1イニングを投げた1夜明けで120球を投げた広島・益田
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 広島・益田武尚投手(27)と高太一投手(24)が16日、実戦登板から一夜明けのブルペンで異例の熱投を演じた。15日のロッテとの練習試合(都城)で、5番手として1イニングを零封した益田が120球を投げれば、先発で3回32球を投げた高はプロ入り最多の208球。若ゴイの自発的な行動に新井貴浩監督(48)は「来季に懸ける気持ちが凄く伝わる」と目を細めた。

 つかみかけた感覚を体に染み込ませたい。自分の限界に挑んで何かを変えたい。日南秋季キャンプ第4クール最終日のブルペン。気迫を込めて一球一球を投げ込む姿に、胸中に秘めた飛躍への思い、来季に懸ける思いがにじみ出ていた。

 益田 右打者にボールが2球続いたんで修正したいと思って。休んでいいレベルじゃない。(来季)仕事ができるように土台をつくらないといけない。

 高 上体だけで投げようとして、体が開く状態が秋はずっと続いている。球数を投げると自然に足を使う投げ方が身に付くので、そういう意識で投げた。

 益田はロッテ戦の8回に救援登板。無死一塁から宮崎をツーシームで二ゴロ併殺に斬った2死後、山口にボールが先行した投球を反省点に挙げた。スライダーで最終的に空振り三振に仕留めても、追い込むまでの過程が問題だったと認識する。

 益田 (ストライクを)入れにいった部分があったので、今日は体を締めて投げ切りたいなと。マウンドでどう修正するかを、この秋にやっておきたい。

 先発した高は3回32球を投げ、2四球が絡んで3失点。3回6失点と乱れた10日の侍ジャパン戦を含め「課題がたくさん出たのが収穫」と受け止める。投球練習を終えようとした時「凄くいい感覚があった」ため、最多の球数になったという。

 高 球数が増えると上体が使えなくなり、下半身からという意識で投げられた。僕は数を重ねないとできない人間。投げて分かることがたくさんある。

 黒田博樹球団アドバイザーが以前から重要性を説いてきた投げ込み。ましてや実戦登板からの一夜明けで、ブルペンに入って汗を流すこと自体、異例中の異例だ。危機感とやる気の表れ。新井監督は目を細めて言う。

 「選手がその気になってくれているなと。来季に懸ける気持ちが伝わってくるので、凄くいい流れだと思う」

 球界屈指のシュート成分を持つツーシームと、スライダーのコンビネーションで1軍定着を目指す益田。先発で3勝(2敗)を挙げながら、失速気味に終わった今季と秋の実戦を反省し、ワンランク上を求める高。流した汗を無駄にはしない。(江尾 卓也)

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