ソフトバンクが来季から“新4軍制”に移行 その狙いは?

[ 2025年11月7日 07:20 ]

日本一となり胴上げされる小久保監督
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 ソフトバンクが“新4軍制”に移行することになった。導入3年目の今季は大越基4軍監督(54)が率いていたが、来季からは監督は置かずに試合も行わない予定だ。

 三笠杉彦GMは「我々としては新しいステージに入っていると考えている」とコメント。より技術向上、トレーニングに特化した組織にしていき、若手選手の現在地に応じたレベルアップを図っていくつもりだという。

 育成選手を多く抱えるソフトバンクは、これまで豊富な試合数を用意することによる「実戦の中での育成」を重視してきた。ただ、時代背景とともに球団の取り組みも変わってきた。

 現在、筑後市のファーム施設には実在する投手の球をデータに基づき球速、軌道、回転率、回転軸など正確に再現する打撃練習用マシン「トラジェクトアーク」が導入されている。また、四方八方をカメラや最新機器に囲まれたハイテクブルペンも備わっている。

 球団幹部は「遠方にまで試合に出て、帰って来る時間で、トラジェクトアークで1軍投手の球を打ち(自軍で設けている打撃の)検定を受けたり、トレーニングで体づくりを行う。まずはそのほうが選手育成の近道なのではないかということ」と説明する。
 
 球団が力を入れるデータサイエンスを活用して、4軍組織では金の卵に“英才教育”を施す。その上で実戦のステージとなる3軍へと進ませていく。チームがリーグ連覇、5年ぶりの日本一と軌道に乗る中で、新たな育成の好循環を生み出せるか。(記者コラム・木下 大一)

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