ファンを愛し、ファンから愛された長野 忘れられない2年前に見た東京D復帰戦

[ 2025年10月15日 08:00 ]

23年4月2日の中日戦、7回に代打で適時打を放った長野
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 巨人・長野が、今季限りでの引退を表明した。14日に都内ホテルで行われた会見では、プロとして心がけていたことを問われ「ファンの皆さんが楽しんでもらえるプレーをやろうと。なるべく痛いかゆいは言わないようにしていた」と言った。

 広島から巨人に復帰した23年。4月2日の中日戦の7回に代打で復帰初出場すると、東京ドームが沸いた。

 初球を見逃した。その理由を聞いて、ファン思いな選手だなあと、しみじみ思った。

 「打席でももちろん聞こえるので、なかなか振れないんですよ」

 右翼席では長野の応援歌の前奏が始まっていた。復帰を歓迎してもらったお礼だったのかもしれない。ファンが大声で応援歌を歌う時間を、お互いに楽しんだ。そして、3球目を左前適時打とした。記者席から見ていたが、あのシーンはよく覚えている。

 普段の取材では、なかなか本音を言わない。でも、選手やスタッフからは「長野さんが◯◯をしてくれた」「長野さんのおかげで◯◯ができた」と言う話をたくさん聞いた。

 担当記者の社名、顔と名前を覚えるのも早かった。こんな野球選手はなかなかいない。引退後は大学院で学ぶという。将来、どんな指導者になるだろうか。(記者コラム・川島 毅洋) 

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