日本ハム・郡司「代わりに4番らしい打撃」の一発「温めていたバットフリップを出しました」

[ 2025年10月12日 05:19 ]

パCSファーストステージ第1戦   日本ハム2―0オリックス ( 2025年10月11日    エスコンF )

4回、ソロ本塁打を放ち、豪快にバットを放り投げる日本ハム・郡司(撮影・木村 揚輔)
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 「2025 パーソル クライマックスシリーズ パ」が11日、開幕。2位の日本ハムは昨年のCSで16打数ノーヒットだった郡司裕也捕手(27)が左越えソロを放ち援護。ファイナルS進出に王手をかけた。

 打った瞬間に確信した。1―0の4回2死。郡司が山下の初球フォークを完璧に捉える。大歓声の中、打球は左翼席へ。雄叫びを上げると、バットを勢いよく投げた。ダイヤモンドを悠然と回っていく背番号30は「4番の顔」をしていた。

 「前を打つ4番の清宮君が情けないゲッツーを打ちまして、全然4番らしい打撃ができていなくて、代わりに4番らしい打撃をしました」。直前に清宮幸が二ゴロ併殺打に倒れていた。2死無走者で巡って来た打席で、5番打者として「4番の仕事」を果たした。

 「久々の確信(の一発)が出たので、温めていたバットフリップを出しました」。バッチリ決まったパフォーマンスは、昨年のCSファーストS第2戦の土壇場9回に劇的な同点弾を放った万波を見て「憧れが出たので、再現できて良かった」と笑った。

 2回は先頭打者で先制点へつながる右越え二塁打。初出場だった昨年のCSは16打数無安打で、これがCS初安打となって「1打席目に出ると、次は大胆にいける」。球種の少ない山下に対し、初球からカーブとフォークにタイミングを合わせた結果だった。昨年は「普段通り行こう」と思って失敗。その反省から自身に「負けたら終わり」とプレッシャーをかけて1打席に、1球に集中した。3打数2安打1打点で、大きな1勝へ貢献した。

 一発後、ベンチで「めちゃくちゃ格好良かったよ」と声をかけた新庄監督は「明日は4番で行ってもらおうかな」とご満悦だった。指揮官の褒め言葉に郡司は「照れました」。そう振り返る顔もまた、4番のそれだった。 (秋村 誠人)

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