槙原寛己氏 佐々木朗希はチームの“救世主” 指にかかった直球で抑え適性示した

[ 2025年10月6日 01:30 ]

ナ・リーグ地区シリーズ第1戦   ドジャース5-3フィリーズ ( 2025年10月4日    フィラデルフィア )

<フィリーズ・ドジャース>9回に登板する佐々木(撮影・沢田 明徳)
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 【槙原寛己 視点】大谷の「時間稼ぎ」のアシストを受けた佐々木だが、完全アウェーの敵地でやはり緊張による力みはあった。スプリットが高めに抜けていた一方、直球は威力満点。故障による離脱前との一番の違いはリリースの瞬間だ。

 右肩の不安が消えて腕の振りが鋭くなったことに加え、ボールを離す瞬間に力を入れられるようになった。「ピュッ」という感覚。今はしっかり指にかかった直球が投げられている。四球を出さず三振が奪える。抑えとしての適性があり、チームにとっては救世主だろう。開幕前は想像もつかなかったが、この経験は佐々木が先発に戻った時に必ず生きる。

 大谷は3失点した2回以外は完璧な投球。シーズン中にあまり投げなかったスプリットの「封印」を解いたことで、カーブを投げる感覚が良くなる相乗効果が生まれた。この日初めてスプリットを投じたのは3回1死、シュワバーへの2球目。ここから、2回まで5球のうち3球がボール球だったカーブの軌道が安定した。スプリットもカーブも縦の変化で、上から叩くように投げるイメージ。5回2死一、二塁のピンチでもシュワバーからカーブで三振を奪った。

 1四球こそ出したが、大谷は手術前より安定感が増している。踏み出す左足の歩幅も狭くなっており、フォームの動きが小さくなることで制球がしやすくなる。一方で出力は十分に出ており、今の自分に合った投げ方を見つけた感じだ。

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