巨人・坂本 プロ19年目初の代打サヨナラ打 CSの“切り札”任せろ!

[ 2025年9月14日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人11―10阪神 ( 2025年9月13日    東京D )

<巨・神>9回、サヨナラ適時打を放ち手荒い祝福を受ける坂本 (撮影・白鳥 佳樹)
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 代打の神様降臨だ。巨人は13日、阪神との最終戦に11―10で逆転サヨナラ勝ち。1点を追う9回1死二、三塁から代打・坂本勇人内野手(36)が中前2点打し、壮絶な乱打戦にけりをつけた。今季の代打打率・353という代打の神様・坂本様が、プロ19年目で初めての代打サヨナラ打。24年ぶりに伝統の一戦での両軍2桁得点試合を制し、貯金を1とした。

跳び上がって笑顔を見せた神様が、歓喜の輪にのみ込まれた。1点を追う9回1死二、三塁、フルカウント。代打・坂本が、ドリスの151キロツーシームを振り抜くと、打球は前進守備の遊撃・熊谷のグラブをかすめて中前へ。両軍2桁得点の壮絶な打ち合いを決めたのは、代打の神様、坂本様のプロ19年目で初の代打サヨナラだった。

 「みんなで諦めずにああいうシチュエーションをつくってくれたんでね。なんとか前に飛ばしたいなと」

 3点を先行された初回に、中山が逆転のプロ初の満塁弾。だが、6―3の5回には阪神戦では5年ぶりとなる1イニング7失点で逆転を許した。レギュラーシーズンでは今季最後の伝統の一戦。負ければ23年以来2年ぶり2度目の阪神戦ワーストタイの18敗目だったが、7回に1点差とし最後は千両役者が決めた。23年6月16日の楽天戦以来、2年ぶりの劇打。通算12本目のサヨナラ打はリーグ歴代5位タイとなった。今季は代打で17打数6安打の打率・353。6日の中日戦からは代打で3打席連続打点と、まさに代打の神様だ。

 一振りに懸ける難しさも知った。今季は代打起用が多くなり「初めて経験してますけど、後から出ている選手は本当に大変なんだと知りました」と実感。体幹トレーニングを増やしてその1打席に向かうようにするなど、試合中の過ごし方も試行錯誤を重ね結果につなげてきた。

 9回は直前の無死一、二塁で浦田がプロ初犠打を決めた好機だった。この日1軍登録された23歳のドラフト2位内野手には、2軍調整中に実演しながら守備を指導。時には浦田のグラブを使いながら指導する日もあった。「夢のような時間でした」と感謝する後輩が初球で決めた犠打を坂本は「一発で決めてくれたんで凄くいい流れで打席に入れた」と称えた。

 阪神戦での両軍2桁得点での勝利は、01年6月9日以来24年ぶり。再び貯金を1とした。2位死守へきょう14日からは1ゲーム差の3位・DeNAと敵地で直接対決2連戦。「なんとかCSをこの東京ドームでできるように、全員で力を合わせて頑張る」。残り13試合、CSへ向けて代打の切り札が勝負魂を研ぎ澄ませていく。(村井 樹)

 《サヨナラ打通算12本、巨人歴代4位》坂本(巨)のサヨナラ安打は23年6月16日の楽天戦(サヨナラ本塁打)以来通算12本目で、代打では初めて。歴代のサヨナラ安打ランクでは9位タイと10傑入りし、セでは5位タイ。巨人では王貞治15本、長嶋茂雄14本、阿部慎之助13本に次ぎ原辰徳と並ぶ4位になった。なお、阪神戦でのサヨナラ安打は15年8月20日に呉昇桓から打って以来10年ぶり2本目。

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